「ロストチルドレン第2部」 -screaming the deadly ambition-



しゅんかち様の投稿を記事にさせて頂きました。


 前作は親に反抗する子供がテーマでしたが、今作は社会に反抗する子供たちがテーマでした。将来の不安や組織への不信といった題材はSFでありながら現代社会にも通じるものがあります。

 印象に残ったのは3章のアディクとリスリィの会話シーンですね。ふたりの思考があまりにも正反対すぎて、まるで話が噛み合ってないのに一周回って噛み合ってるような、アンジャッシュの「すれ違いネタ」みたいな面白さがありました。

>「そんなモン全く関係無い。お前が良い子だろうと悪い子だろうと、『太陽の亡骸』は消耗するし、ウィルスは入り込むし、親はお前を助けようとする。お前がどう努力しようが拒絶しようが、全部最初から決まってんだよ。この世界は考えたら負けなんだ。何も疑問を抱かずに、黙って周りに順応して納得してりゃ1番上手く生きられる。もしソレが出来ないんなら、せめて全部他の奴のせいにしてしまえ。そうすりゃ少しは楽になる」
 アディクのこの台詞はただ淡々と事実を述べただけなのに、リスリィにとっては励ましの言葉に聞こえたのでしょう。

 あとは7章のミゼルジュの自決シーン。自分にも他人にも嘘をつきっぱなしだった彼女が最後の最後で素直になれたのだと妙に感慨深い気分になりました。4人の中ではミゼルジュが一番好きだったり。

 そして終盤のアディクの心情変化がお見事でした。ヴェインを見て自分の間違いに気づき、ミゼルジュ⇒カーカス⇒リスリィという順番に他人の思考を取り入れて、最終的に「答え」を見つけたのが感動しました。
 他の作品にも共通していますが、キャラ同士の掛け合いが良いですよね。飛乃剣弥先生は他人と関わることでキャラの価値観が変わっていく様子を描くのが上手いです。

 いちばん最後のシーンからすると、続編も書くつもりだったのでしょうか。ロストチルドレンの三作目があれば、どういうものだったのかなーと思わず妄想してしまいますね。
 ではでは。失礼します。

 しゅんかち



コメント


Re: タイトルなし

しゅんかちさん

お返事が遅くなってすいません。

> とにかく私は怒っていませんし、記事の掲載には何も不満はないのでそれだけお伝えしたくてコメントしました。お気になさらず。

そうでしたか。安心しました。

ご連絡頂いてありがとう御座います。

こんばんは。
メールが来ていたので再訪しました。

「しゅんかちさんの投稿を、飛乃雑記の記事にさせてもらった際、
てっきり事前に連絡したものと思い込んでいました。

いきなり、自分のコメントが記事になっていたのでは、お怒りになるのは無理ありません。

本当にすいませんでした」

とのことですが、別に怒ってないです。FC2ブログのほうにコメントをいただいていたようですが、最近違うブログに拠点を移したので見ていなかっただけですよ。何か誤解があるようで……。
とにかく私は怒っていませんし、記事の掲載には何も不満はないのでそれだけお伝えしたくてコメントしました。お気になさらず。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する