『お手伝い』と書いて『足引っ張り』と読む

 今日は何だか久しぶりに定時帰りが出来ました。最近忙しいので。
 ただまぁ、嬉しいやら悲しいやら。『帰れた』と言うか『帰らざるを得なかった』と言うか……。

 えー、今日ですね、また急ぎのサンプル作りが入ったんですよ。以前ほど急ぎではありませんが期限は『今週中』。まだ比較的楽です。
 しかも私が手を動かす必要はない。
 なぜなら派遣社員の方がサンプル作成をすべて一人で出来るからです。私は簡単な指示を出すだけ。
 そんなわけで、どれだけの量を作るかだけ伝えて、私はデスクワークにいそしんでおりました。すると電話が……。


「はい、飛乃ですが」

『あ、飛乃さんですか。あのですね、何か機械の調子が悪くて動かないんですけど』


 電話の相手は派遣さん。どうやらいきなりトラブルのようです。
 ただ今使って貰っている機械は結構年代物で、ちょくちょく調子悪くなったりします。なので別に焦ることはありません。対処法は至って単純。


「あ、ソレたまに接触不良でスイッチ入りづらいことあるんですよ。なんで、ちょっと軽く衝撃与えてみてくれませんか?」

 まぁ、古いテレビと同じですわな。

『分かりました。じゃあちょっとやってみますんで』


 そして数秒の間が空き、






 バカーン!




070131oaba.jpg








 電話越しでも十分耳に響く破壊音
 一瞬、機械が爆発したのかと思いました。



「ちょ……! 今なにやったんですか!?」

『え? いや、だから衝撃を……』



 『軽く』っつたろ! 人の話聞いてんのか、お前は!  



『あ、何か動きましたね。すいません、どうも有り難うございます』

「そ、そうですか……。それじゃ後、ヨロシクお願いしま……」

『あ……』

「え? な、何ですか?」

『ああいや、何でもないです。大丈夫です』


 ウソ付け! お前今、『あ……』つったじゃねーか!


「と、とにかく私ちょっと行きますね」


 居ても立ってもいられないとはまさにこのことです。
 私は大急ぎで派遣さんが作業している場所に行きました。

 そして最初に聞こえたのは機械の上げるけたたましいアラーム音。次に目に飛び込んできたのは、明らかに目盛りを振り切ってしまったメーター。そして床には何故かハンマーが……。



「あ、飛乃さんスイマセン。なんか壊れちゃったみたいなんですけど……」


 『壊した』っつーんだよ! そーゆーのは!

 結局、今日は仕事にならず定時帰り。明日大急ぎで修理して貰うことになりました。orz

 お願い……頼むから余計な仕事増やさないで……。 


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無計画にも程がある

 本日、もう何年ぶりかも分かりませんが、久しぶりに試験を受けてきました。
会社での業務に必要な資格試験です。
 場所は千葉。片道二時間。非常に遠いです。
 最後の見直しをしながら電車に揺られてガタンゴトン。四十分ほど経った時、急に腹の具合が悪くなってきました。


 間違いありません。



 下痢です。



 私、結構プレッシャーとか緊張に弱い方なんです。なので神経性の下痢は昔からよく味わってきました。
 昨日の晩も、あんまり眠れなかったし……。
 とにかくトイレ休憩を挟まなければなりません。

 で、プリントアウトしてきた目的地までの路線案内を見てみると……。

 ありました。ありましたよ。


070130yahoo.jpg



 東京駅で18分もの待ち合わせが。
 実にありがたい。これだけあれば十分です。

 この時間をゆっくり使って、私は何とか腹痛を押さえ込むことに成功しました。
 時計を見ると11時32分。
 まだ5分もあります。
 次はJR京葉線。
 東京駅の天井に固定されている案内板に従って、私は歩きました。
 が、なかなかホームが見えてきません。
 ……おかしい、コッチの方向で絶対に合っているはずなの――



『JR京葉線
 ホームまで450m




 ――に……?
















 
070130naniii.jpg















 450メートルううぅぅぅぅぅぅぅ!?






 約0.5キロ二分でえええええぇぇぇぇぇぇ!?















 ……いや、勿論無理でしたよ。時でも止めない限りはね(笑)。
 まぁ念のため早めに部屋を出ていたんでなんとか試験時間には間に合いましたが……。

 それにしてもホント……何で東京駅ってあんなアホみたいにデカいんですかね。もうちょっと考えて電車配置してくれればいいのに……。


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プロの舌

 えー、本日ちょっとした危機に直面してしまいました。
 内容を詳しく説明し始めると長くなるので割愛しますが、今ちょっとした製剤を作っています。まぁ粉です。
 ところがこの粉、なかなかの曲者で成分が安定しません。
 作るたびに、『ある成分』が多かったり少なかったりします。
 その『ある成分』とは、


 グルタミン酸ナトリウム



 通称『グルソウ』(グルタミン酸ソーダ)と呼ばれる物であります。

 良く知られている旨味成分で、呈味性は非常に強いです。
 そして製剤には、あまり強い味が付いていることは好ましくありません。他と混ぜた時にソレが自己主張してきますから。

 無味無臭、そして白色。

 コレが理想的です。

 で、一回は出来たんです。この『無味無臭、白色』というヤツが。そしてその時、上司に報告してしまいました。

 ラボスケールでの製造工程は確立できました、と。

 が、実験とは不思議なモノで、一度チャンピオンデータが出ると、何故かその後はカスデータばかり出てきます。
 何度やっても『グルソウ』が残る。
 毎日のようにどうしようかと頭を悩ませておりました。

 そして今日。ちょっとした上司の気まぐれで、


「あ、飛乃君さー。この前の粉、ちょっと舐めさせて」



 と、言われました(滝汗)。
 『この前の粉』というのは『無味無臭、白色』の粉です。ソレを食べさせて上司を納得させましたから。


 が、今手元にある粉はぶっちゃけ『味の素』です。


 かと言って今更「あ、やっぱこの前のナシでいいッスか?」なんて言おうものならクビチョンパの刑に処されます。

 考えました。
 もぅ小一時間考え抜きました。
 私も食品会社に勤める者の端くれです。
 いつくか案が浮かびました。


 作戦1:午後一で食べさせる

 人間、空腹時ほど味覚が敏感になります。つまり逆に言えば満腹時には舌は鈍っています。昼食直後に食べさせれば、何とかなるかも知れません。


 作戦2:低温室で食べさせる

 この粉は非常に吸湿性が高いです。むやみやたらと外には持ち出せません。その点、低温室であれば湿度も低く、結露しにくい。その室で食べさせる理由は充分あります。
 そして温度の低い食品は味を感じにくい。低温室に連れ込めば、何とかなるかも知れません。


 作戦3:衛生性が非常に悪いと言う

 まぁ、悲しいことにコレは本当のことです。雑菌うじゃうじゃいます。
 そのことを知らせればどうなるか。
 当然、少量しか口に運びたくなくなるでしょう。つまり味を感じにくい。


 以上、三つの作戦を併用して上司に挑んで参りました!
 そして結果は!



「……あれ? グルソウの味するよね?









070129si.jpg
惨敗









 うん、やっぱりプロの舌は誤魔化せないね。

 いやまぁ、色々とお説教されましたよ……。
 

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因果応報とはこういうこと

 私は基本的に自炊派です。
 仕事で遅かったり、疲れている時は別ですが、大体スーパーで安い食材を仕入れてテキトーに味付けして食べます。

 で、私がいつも愛用している駅前のスーパー。そこのレジ係にあまり好きじゃないヤツがいるんですよ。
 好きじゃない理由は至って単純。

 レジ打ちが早すぎるから、です。

 え? 早くていいじゃないかって?
 まぁ確かにね。やたら待たされるよりはいいかも知れませんが、致命的な欠点があります。

 それは接客態度が全くなっていない、ということ。

 まずスピード重視であるために客に顔を向けない
 ずーっと買い物かごの中ばかり見て、放り投げるが如く勢いでバーコードを読み取っていきます。

 次に言葉使いがおかしい。
 やはりスピード重視であるためにかなり端折る。
 例えば「いらっしゃいませ」「いらしゃせー」
 「ありがとうございました」「ありざしたー」




 無言の方がまだマシです。




 そしてこちらが「いる」と言わないとレシートを渡さない。
 またもスピード重視であるために、客が最初からレシートを要らないと決めつけて渡さない。

 さらにはビニール袋を渡し忘れる。
 スピードを重視しすぎるあまり、ビニール袋すら入れずに「ありざしたー」

 そして何と言ってもスピード重視であるために、小銭を出そうとしている客に多大なプレッシャーを掛けてくる。


 『とっととしろよ。後つかえてんだよ』


 みたいな。

 で、私は考えました。
 接客業の「ょ」の字も知らない、この失礼なレジ打ちに罰を与える方法を。

 簡単です。



 わざと小銭をチンタラ出せば良いんですよ(へへへのへ)。


 そうすればスピード重視の彼にとっては甚大なストレスになるに違いない!

 てな訳で今日、それをやって参りました(笑)。
 買い物内容は、お肉やら、野菜やら、調味料やら、お酒やらで約五千円。
 重くなったカゴを持って、彼のレジをピンポイント爆撃。

 私は財布を出すことすらせず、彼がバーコードを通し終わるのを待ちました。


「5263え、なぁっす」


 相変わらず客の顔を見ず、舐めきった喋りで値段を言ってくれます。
 そして私はココで初めて財布をとりだし、お金を出していきました。
 千円札を四枚ゆっくりと。
 置き終わったところで彼の顔をチラリと見ました。
 彼はすでに次の客のレジ打ちを始めておりました。












070128koitsu.jpg
こいつ……












 こうなったら根比べです。
 それから百円玉を十枚置いていき、十円玉六枚と一円玉を三枚並べました。
 この頃にはもう次の客のレジ打ちも終わっています。
 手の空いたのを狙って彼の顔をチラリ。
 目のあってしまった彼は、引きつった笑みを顔張り付かせて擬似笑顔を作り上げました。


 なかなかいい感じです(笑)。


 私は残り二百円を十円玉と五十円玉で出し、ようやく5263円を払い終えました。
 彼の顔からは苛立ちの色が非常に濃く窺えました。


 もぅね、私としては












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 大・満・足










「ありがっざしたー」


 変な言葉づかいも今日だけは心地よく聞こえました。

 しかし、家に帰ってきて私は何か物足りないものを感じたのです。
 いつもとは違う。何か大切なことを忘れている気が……。





 あ……








 ポ……










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ポイントカード、出し忘れたあぁぁぁぁぁ!








 五千円分んんんんんんんんん!



 ……いや、何て言うんですか? コレが因果応報ってヤツなんですか?

 悪いこと出来ませんよね。ホント、世の中上手くできてます。orz


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 『キミの口から腹話術、してくれますか?【前編】』を読んで下さった方! どうも有り難うございました。【後編】はようやく書き上がりのめどが付きました。来週の水曜日か、木曜日にはアップできると思いますので、もう少々お待ち下さい。

究極の選択

 まだまだ乾燥の季節が続きます。
 私、暑いよりかは寒い方が好きです。汗かきなもんで。
 でもモノ凄い乾燥肌なんです。
 冗談抜きで、文字通り『ひび割れます』。
 、出ます。
 とても痛いです。

 そこで心強いアイテム。

 『軟膏』

 コレを塗ると効果テキメン。
 どんな乾気も何のその。まったく物ともしません。
 しかし多大なメリットの裏側に、致命的なデメリットが。

 ソレは塗ったら最後、物に触れないと言うこと。

 だってベタベタするじゃないですか。 
 もうテレビのリモコンも持てないし、冷蔵庫も開けられないし、トイレにも行けません。
 なので私がコレを塗るのは本当に最後の最後。まさに寝る直前です。
 部屋を真っ暗にして軟膏を塗り、安らかに就寝。

 が、まだ問題はあったのです。

 寝ている時に一番触ってしまう物。

 ソレは布団。

 丸洗いできないので決して触ってはなりません。
 なので軟膏を使った日は、「バンザイ」をして寝ることにしています。
 一見無意味に見えるこの行為。しかしなかなかどうして効果テキメン。自分に何度も言い聞かせると、無意識下でも布団を触ろうとしないのです。

 が、コレにも問題がありました。

 布団に触れない。
 つまり掛け直すことが出来ない。
 この寒い日にソレをヤルとどうなるか。
 朝にはもう、

















070127ba.jpg

こんな感じです。



 











 何でも一長一短。
 血が出るのを選ぶか、風邪をひくのを選ぶか。
 最近、この究極の選択を頻繁に迫られるようになりました。orz


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ごっこ遊び

 今日、製造の立ち会いに行って参りました。
 段取りは非常に順調に運び、先方さんにも失礼なく終わりました。
 で、コチラから行ったのは四人なのですが、縦に並んで一緒に歩いていた時、奇妙な懐かしさに襲われたのです。
 うん。そう言えば昔よくやりましたよ。







DQ.jpg
ドラクエごっこ。










 確か私が小学校四年生くらいの時でしたかね、ファミコンでドラクエ3が発売されたのは。もー、あの時は寝る間も惜しんでハマリまくって。気が付いたら朝、ってなことはザラでしたね。
 今考えても、ドラクエ3は非常に良くできたゲームだと思います。

 で、小学校の男子生徒の間でも、その話題で持ちきり。『アリアハンの剣というアイテムがある』とか『ギガデイン使うスライムがいる』とか、ガセネタも沢山飛び交っておりました。
 『勇者一人旅』とか、『遊び人だけのパーティー』とかヤリコミも色々やりました。
 それだけの大ブームを撒き起こしのですから、当然『なりきりたい』という願望はわき上がってきます。
 クラスの男子生徒はなぜか自然と四人組に分かれ、それぞれに合った職業を決めておりました。そしてその職業というのが、


 『戦士』
 『勇者』
 『僧侶』
 『魔法使い』


 の四つ。
 最もオーソドックスな攻守バランス型と言うヤツです。
 で、名前は絶対に、


 『みやおう』
 『ゆうてい』
 『きむこう』
 『てつまろ』


 でした。
 今でもこの名前の由来はよく分かりません。ただ、なぜかこの名前が最強なんだという固定観念がいつの間にか出来上がっておりました。
 私は何だったかというと、『僧侶』でした。最も地味な……。本名の一部が『きむこう』に含まれていたので。

 私達四人は何をするのも一緒でした。明らかに他の友達とは違う、非常に固い絆で結ばれていたのです。

 そんなある日。四人の中の一人が、教室に置かれていた黒板消しクリーナーを床に落として壊してしまいました。勿論、先生は誰がやったのか聞き出します。しかし誰も名乗り上げませんでした。
 私は当然誰がやったのか知っていました。ですがチクッたりはしませんでした。





 だって戦友ですから。





 しかし、先生は教育者として弾劾を止めませんでした。
 犯人であり、戦友でもある彼もだんだんと辛そうな顔になっていきました。
 そして私達四人は集まって話し合い、一つの結論を出したのです。



 四人で一緒に謝りに行こう、と。



 自分で言うのも何ですが良い話じゃないですか。おじさんもう年なんで、思い出しただけで涙ちょちょぎれそうですよ。

 そして放課後。私達はいつものようにパーティーを組み、犯人である『戦士』を先頭に四人縦に並んで職員室に行ったのです。
 私達は先生の前に立ち、みんなで頭を下げて、


『スイマセン、みんなでやりました!』



 と、ハッキリ言いました。


 怒られる時はみんな一緒です。


 ココで相手が、金八先生とかなら、








kinpati.jpg
『こーのバカチンどもー! 二度とすんなよー!』









 とか言って私達の友情も、先生からの愛情も一層深まりを見せるのですが……。












070126dare.jpg
「ンな訳ないやろ。ホンマは誰がやったんや」

















 これが現実です。






 私達は思わず黙ってしまいました。
 すると後ろから、別のクラスの担任が現れたのです。恐らく、騒ぎを聞きつけて来たのでしょう。
 彼は私のクラスの担任より遙かに強面の先生でした。










070126dare2.jpg
「誰がやったんたや」












 ドスの利いた声が頭上から降ってきました。
 そして私は思わず、『戦士』の方を見てしまったのです。
 『勇者』と『魔法使い』も同じく。






 裏切る時もみんな一緒でした(笑)






「お前か」


 こうして事件は無事解決したのです。

 それから、『戦士』が私達のパーティーから抜けたのは言うまでもありません。




 ごめんよぅ。だって見ちゃったんだもん……。


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社会人としてのレベル

 社会人としてのマナー。色々あります。
 乗り物やお店での『上座』の位置を正確に把握し、一番エライ人にすすめること。
 誰かが名刺交換をする時は、全員で立ち上がって「よろくしおねがいします」と言うこと。
 上司への報告は、簡潔に分かり易く。そして必ず今後の予定を抱き合わせで説明すること。
 初対面の二者を引き合わせる時は、まず身内から紹介し、かつ地位の低い者を先に紹介すること。erc, etc...

 私も今年で社会人、はや四年目。もうすぐ五年目です。
 数多くの礼儀作法を学んできました。

 で、明日。製品の初回製造に立ち会うために、製造委託先の工場に行くことになりました。
 とは言え、まだ最近新しいテーマになったばかりなので、向こうの人ことは何も知りません。なので失礼のないように、一緒に行く入社十五年目のベテラン先輩に色々聞きました。

 現場の雰囲気。相手の人数。どの位の地位なのか。製造フロー。段取り。終了予定時刻。
 そして最後に、

「あと何か持っていく物とかありますかね」

 ひょっとしたら礼儀としてお土産を持って行かなければならないかも知れません。作業着などもコチラで用意する必要がある場合もあります。さらには雑談をしている時に、沈黙が続いた時用の話題の準備なども。
 さぁ! 何でも言ってください! 私も社会人としてレベルを上げてきました! 決して足手まといになるようなことはしませんよ!



「あ、そうそう」



 何でしょうか!?



「名刺忘れないでね」







 あれ? 
まだそこ? 






 どうやらベテランの目から見ると、私などペーペーペーペーペーペーくらいのレベルのようです……。orz 



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 『キミの口から腹話術、してくれますか?【前編】』を読んで下さった方! どうも有り難うございました!

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 web拍手にて『お大事に』と言って下さった方! まだ本調子ではありませんが、もう大分よくなりました! 
 『氷のう』についてコメント下さった方! 直置きは大変危険です(笑)!

子供の頃の憧れ

 えー、どもども。おかげさまで具合の方は大分良くなってまいりました。
 今日は元気に出社。まあ本調子ではありませんが、ボチボチといったところです。

 ところで昨日、対風邪用に試したことがありました。
 実は子供の頃からの憧れていた物の一つでして。

 皆さん、『氷のう』ってご存じですか?
 コレです。

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 ほら、マンガとかによく出てきますよね。
 もう見るからに熱冷ましてます! って感じのヤツ。
 昨日、やってみたんですよ。コレ。
 さすがに氷のうは持ってなかったんで、ビニール袋に氷詰め込んで頭の上に置いてました。
 なかなか気持ちのいい物で。火照った頭がドンドン冷やされていってくれました。
 ホントにドンドン……









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……ん?









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さ、さむ……









070124ase4.jpg
いや、むしろ……








070124ase3.jpg
なんじゃこりゃああぁぁぁぁぁ!






 や、当然と言えば当然なんですが、温かい面と寒い面の間には結露が出てくるんですね。
 ホント、ビックリするくらい。
 おかげで頭はキンキン、枕はベチャベチャ。

 つーかもう少しで、凍傷という新しい病気を付加するところでした(氷汗)。 


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若き日の過ち

 え゛ー、どうやら本格的に風邪を引いてしまったようです。コフコフ……。
 喉が痛い、熱っぽい、体がダルい……。
 まぁ、典型的な風邪の症状ですな。
 なので今日は有給取って会社休んでました。今、大分マシになったんでコレ書いてます。

 で、今朝ぼーっとする頭で天井を見ていると、ちょっと昔のことを思い出しました。
 あれは私が小学校低学年の頃です。
 元気よく外で遊んで帰ってくると、何故か頭が痛い。フラフラする。熱っぽい。
 体温を測ってみると、なんと39度。かなりの高熱です。
 間違いなく風邪だと思いました。ヘタしたらインフルエンザかも知れません。
 親は両方とも仕事で家にいなかったので、私は自力で布団を敷き、沢山の掛け布団をかぶって寝ました。

 が、夜になっても熱は全く下がりませんでした。それどころかドンドン上がっていきます。母に聞くと、今体の中で病原菌をやっつけてるから、その温度で体温が上がるのだと言われれました。そして薬で無理矢理下げるのはよくないとも。
 私はその言葉を信じ、一晩高熱に耐え抜きました。
 そして次の朝。体温を測ってみると41.5度まで上がっていました。
 さすがに母もおかしいと思い、病院に連れて行ってくれました。
 そしてお医者さんは、私の症状を見て一言、










「ああ、日射病ですね」












 *日射病……直射日光の下で長時間行動しているような場合に起きる。頭痛、目眩、嘔吐などの症状があり、ただちに体の冷却などの緊急処置をしなければに至ることもある。
















 もう少しで自殺するところでした。











 ちなみに体温計の上限温度は42度なのですが、そうしてその温度なのかご存じでしょうか。それは体のタンパク質が42度で変性を始め、機能に障害をきたし始めるからです。
 比喩でも何でもなく、脳味噌が溶け始めます。

 私もきっとあの時、頭のネジが何本か取れたのだと思います(笑……い事じゃないよな、うん)。


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 『キミの口から腹話術、してくれますか?【前編】』を読んで下さった方! どうも有り難うございました! 体調不良故、【後編】はやや遅れるかも知れませんが、何とか来週中には書き上げたいと思います!

断熱性のワナ

 最近、私の頭を非常に悩ませてくれている物があります。

 朝、部屋が異常に寒いんです。

 それはもう毛布と掛け布団二枚かぶって寝てるのに、寒さで目が覚めるほどに

 おかしい。去年の今頃はそんなことなかったのに……。
 まさか角部屋が災いしてる?
 いや、それなら去年も寒いはず。なにより私の部屋は西向き。朝日がとどかないから、少し冷え込めばすぐに分かるはず(自虐的)。

 そう言えば私の住んでいるマンションも今年で築10年。老朽化が進んできたのかも知れません。

 ならば窓からのすきま風か?
 いや、それなら去年より密閉性は増したはず。なぜなら立て付けが悪かったところを、このまえ造形パテで補修したから(DIYと書いて貧乏性と読む)。

 ひょっして断熱材がイカれてきてる?
 ううむ、コレなら考えられる。さすがココまでは自分でいじれない。
 よし、時間を見つけてマンションの管理会社に補修点検依頼しよう。

 じゃあ今晩も結露防止のために、玄関の窓を開けて寝て――



















sore2.jpg
 それじゃん。

















 ……だって湿気嫌いなんだもん……。

 窓締めて寝たら非常に暖かかったです。
 リビングと玄関の間にもう一枚ドアがあるからって、寒気は入ってきますよね……。orz

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 『キミの口から腹話術、してくれますか?【前編】』を読んで下さったお二方! どうも有り難うございました。
 今回は黒ネタ(良い響きだ)は押さえ気味です。アレを全開にすると太郎がアッサリ憂子や孔汰を食ってしまうので(汗)。やりすぎるとドン引きされる可能性もありますしね(笑)。今作は憂子が主人公なので、太郎には一歩下がって貰っていました(それでも気が付くと前に出てくるのですが(汗))。
 ともあれ応援メッセージどうも有り難うございました! 【後編】も気合い入れて頑張ります!

>観柳さん
 『貴方に捧げる死神の謳声 第二部』へのご感想どうも有り難うございました! またメールにてご返信させていただきます。少々お待ち下さいませ。

ブラック・ブラック・ジョーク

 えー、少し前にちょっとしたブラックジョークをきかせた年賀状を送ったというお話をしました。
 はい。この年賀状ですね。






goreizen2.jpg







 で、つい先日ですね。コレを送った女性先輩から声を掛けられまして。

 まぁこういうジョークの通じない人でもありませんし、私としては2時間も掛けて作り上げた力作だったんで笑ってすましてくれるかなー、とか思ってたんですよ。
 ところが……。

「飛乃君……年賀状……」



 いや……何て言うんですか? 老婆のようにしゃがれた声? 立て付けの悪い観音扉? 古いテレビが映す砂嵐?
 とにかく非常に沈んだ声だったんでビックリしました。

 ちょっとやりすぎたかなー? と思いつつ私は明るい声で、

「やー、楽しんでくれましたか? 僕の渾身の傑作」

 と言うと、

「ドン引きしてたよ。親が










 な……










naniii.jpg














 親あああぁぁぁぁぁぁ!?







「ちょ……先輩一人暮らしじゃなかったんですか!?」

 そうです。私は以前、彼女が一人暮らしだって聞いていたからこそ、この年賀状を送ったんです。いくら何でも親のいる家庭に送るほど、私も非常識じゃありません。

「うん、してたよ。半年前までね。でも今は同居中」

「な、なんでまた……」

「戻って来いって言われたから。それに、元々通える距離だったし」

 大誤算です。
 住所を見た時に気付くべきでした。

「もぅ父親の方が凄い怒っちゃってさー。見た瞬間、びーって破っちゃって」






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「母親の方も『誰この人!? 会社の人!? 頭大丈夫!?』とか言って、なんかアタシが悪いことしたみたいで」









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「あそこに飛乃君の住所書いてあったじゃん? ひょっとしたら父親からプレゼントあるかもよ。斧とか










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「そん時は頑張ってね」










massiro.jpg
終わった……。








 燃え尽きた。燃え尽きちまったよ。真っ白に……。








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年賀状内容はよくご確認の上お申し込み下さい。




 いや、良い社会勉強になりましたよ。


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キミの口から腹話術、してくれますか?【前編】

 天深憂子のラブストリー、前編まで取りあえず書き上がりました。
 新キャラ、九羅凪孔汰君いかがでしょうか。彼に関しては非常に産みの苦しみを味わいました。最後の最後のまで、なかなかキャラが固まりませんでしたので(今もちょっと固まりきっていない感が(汗))。
 
 さてさて、【前編】には露骨な物からさり気ない物まで、かなりの伏線を散りばめさせて貰いました。ホント、全部回収できんのか!? ってくらいに(笑)。いや、勿論回収しますけど。
 太郎は相変わらずブッ飛びキャラで、ヒジョーに動かしやすいんですが、気を抜くと彼の能力で何でもアリになってしまうので、極力押さえ気味にしているつもりです。それでも非常識パワーで前面に出て来ちゃうんですけどね(笑)。

 今作の主人公、憂子。うーん……同情してしまう(笑)。「成仏」の時から太郎のことを好きみたいな感じは出していたんですが、ここまで思い詰めた風になるとは。や、意外でした(無責任)。

 【後編】はなるべく早く書こうと思っているのですが、リアルでの仕事か最近立て込んできたので、ちょい遅れ気味になるかも知れませぬ。早ければ来週……遅くても再来週にはアップしたいと思っておりますので、少々お待ち下さいませ。ではではー。

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 『キミの口から腹話術、してくれますか?【前編】』を早速読んで下さったお二方! どうも有り難うございました! 【後編】も頑張りたいと思います!

同音異義とはこういうこと

 2月の上旬、私の会社にISOの内部監査が入ることになりました。
 ISOというのは会社での決まり事をまとめたもので、いわば業務を行う上での手順書のような物です。
 内部監査は、その手順通り分析や資材保管が行われているかどうかをチェックするもの。
 で、用意しなければならないのが沢山の書類です。
 抜けている書類がないか、本来あってはならない書類はないか、各責任者が調べなければなりません。
 私も一応責任者の一人なんですが、ドコをドウすればいいのかイマイチ分かりませんでした。なので先輩に聞いてみると、


「あ、飛乃君さ。取りあえずコレはもう前の書類で、今は第三版が発行されてるからそれと差し替えないとならないのね。それで前のはもう要らないから、無効にしなきゃならないの」


 どうやら不要な書類があったようです。


「あれ、こっちまだ生きてるのに無効になってるじゃん。コレダメだよ。見つかったら不適合になるから生き返らさないとね」


 まだ必要な書類もあるようです。
 ですがどのような手続きをすればいいのかイマイチよく分かりません。
 ついでなんで聞いてみると、


「あー、だからさ。コッチの書類は本社に送って無効の判を押して貰うのね。で、向こうから帰ってきたら無効の書類入れとく棚が向こうの方にあるから、そこに仕舞うの。で、コッチのは無効無効にして生き返らさなきゃなんないから、もっかい向こうに送って向こう無効の判押して貰わなきゃなんないの。コッチにはないから。そしたらこのファイルに戻して向こうっ側の棚に入れとけばそれでおわり。分かった?」






 さっぱり。





 うん。日本語ってホント難しいよね。
 ってか、イジメられてる?


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 『貴方に捧げる死神の謳声 第一部』を最後まで読んで下さった方! お疲れさまでした! そして有り難うございました!

コレが俺の本性?

 えー、昨日の夜。私がゲームをしていると突然携帯が鳴りました。
 ディスプレイに表示されたのは見知らぬ番号。
 取りあえず出てみると、

「剣弥ー? 分かるー? おばーちゃん」



 背筋が凍り付きました。

 電話の主は母方のおばあさん。私との相性は絶に悪いです。
 しかも年末実家に帰った時、弟の結婚話に大反対していた母親の味方。あの時も弟を責め、私には真面目に結婚するようにとキツク言ってきた本人です



 ぶっちゃけ天敵です。



 そんな祖母が私に直接電話とは。お見合いの話しでも持って気やがったのかテメーヤローシメルゾと本気で思いました。
 が、

「今ねー、おチビちゃん達が来てんのよー。お正月に挨拶できんかったでしょー。丁度良いから今しといてー」

 『おチビちゃん』というのは、今年で高二、中三になった私の二人の従姉妹のことです。
 祖母は二人がどんなに大きくなっても『おチビちゃん』と呼びます。昔から言い慣れた呼び名だからでしょう。

 まぁ、ともかくケンカを売りに来たわけではなさそうなので一安心。
 私が「分かった」というと、電話の向こうで声の主が変わりました。

「剣にーちゃん。あけましておめでとーございます」

 最初、誰だか分かりませんでした。声が全く違っていたからです。
 彼女達と最後に会ったのはもう五年以上も前。私が大学院の実験やら就職活動やらで忙しくなってからは、まったく会っていませんでした。
 懐かしいなー、と思いながら「あけましておめでとう」。
 そして第二声を発そうとした私は固まってしまったのです。


 共通の話題がない。
 

 これ以上何を喋ればいいのか分からない。


 しかし大阪人として会話を盛り上げないわけには行きません。
 私の頭はプレステ5の処理速度バリに高速回転。過去の出来事が走馬燈のように頭を駆けめぐります。
 脳内で過剰分泌されるノルアドレナリンとよく分からない紫色の液体
 日常が戦場に、安寧が「ありえねー!」に変わり始めた時、私の頭にが舞い降りたのです。




「せ、背どのくらいになった?」




 『つまんねーよ』というが。




「ん、んーと、今160ちょい、かなー……」




 終わった。終わってしまった。
 会話が続かない。そもそも身長の話題を膨らまそうなんて無理だ。

 私はすぐに次の話題を要求されました。


「そ、そっか。えーっと……今いくつになったんやったっけ」


 『もう帰れよ』というも降って来ました。


「今年で17、かな……」


 苦しい。もの凄く息苦しい。
 濃度が足りない。笑いの濃度が。
 ボケろ。何とかボケて盛り上げろ。
 私の中のもう一人の自分が叫びます。


「そっかー。もう17なんやー、早いなー。俺まだ16かと思ってたわー。ボケとんなー



 『終了』というが目の前に差し出されました。



 結局、相手も話が続かないことを悟って妹にバトンタッチ。
 すでに頭の中、脱血漏流(だっちろうる)の私には、当然気の利いた言葉など思い浮かばず、あえなく撃沈。


 受話器を置き、私はゲームを再開することも忘れてしばらく放心しておりました。
 ……なんと言いますか、ひょっとしてコレが俺の真の実力? みたいな。


 過ぎ去った時間はもう取り返せない。
 きっと彼女たちの頭には『論外。の価値なし』とインプットされたことでしょう。
 嗚呼……。


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 謝楽さん! 『誰が為に冥霊は吼える』へのご感想どうも有り難うございました! 嘉木堂のセリフ回しは意識して凝った部分もありますので、印象に残ったと言っていただけると嬉しいです。
 またいつか長編を書こうかと思っておりますので、嘉木堂と藍原さんの夫婦コンビを支えてあげてください(笑)。

電気代のワナ

 今から三ヶ月ほど前。私の頭を非常に悩ませている物がありました。

 それは電気代。

 月、8000円。

 真夏とか真冬だったら分かるんです。毎日エアコン、ガンガン入れますから大体こんなもんなんです。
 しかし三ヶ月前と言えばまだそれなりに暖かい日の多かった時期。エアコンは殆ど使っていませんでした。
 にもかかわらずこのお値段。
 ここにエアコン代がプラスされると確実に諭吉さんの出動要請がかかります。
 おかしい。
 何かがおかしい。
 去年の今頃は5000円くらいだったのに……。
 
 私の頭によぎる嫌な予感。
 まさか漏電?

 取りあえず使っていない電源のブレーカーは全て落として様子を見ることに。
 そして一ヶ月後。
 ポストに入っていた電気代の明細書には8520円という意味不明な数字が……。
 更に上がっている。なぜ……?

 漏電ではない?

 私は必死になって考えました。
 いくら何でも月、3000円の追加徴税は痛すぎる。

 去年と今年の違い。何だソレは?

 テレビを薄型液晶に変えた?
 いや、それだけでこんなに上がらない。なにより私はテレビを殆ど見ない。ちょっと衝動買いしてみただけ(ぉぃ)。

 自炊の回数が減って弁当を暖める回数が増えた?
 いや、たかが電子レンジ代だけで3000円は増えない。なによりウチの電子レンジは20秒以上温められない。それ以上動かすと変な音がし始める(そっち先に買えよ)。

 パソコンをつけている時間が長くなった?
 いや、去年の方が長かったはずだ。RPGの自動レベル上げのために一晩中付けていたから(廃人仕様)。

 じゃあいったい何なんだ。

 去年と今年の違い。

 あと残っている違いと言えば、そう……

 風呂場の乾燥機を3時間ほど付けっぱなしにしているくら――







sore.jpg
それじゃん。







 おもわず脳内ツッコミが聞こえた瞬間でした。

 だって念入りに乾燥したかったんだもん……

 この乾燥時間を20分に落とした月からはちゃんと5000円前後の電気料金に戻りました……。orz 

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誤った語源

 今日、試作品の製造立ち会いに行って参りました。
 一緒に行ったのは、かなり年上の先輩。私のオヤジと同じくらいの年齢でしょうか。
 そしたらその人、立ち会い場所にあった物がよほど珍しかったんでしょうか、もう色んな機械見てまわってずーっとウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロウロしておりました。
 そんな彼の後ろ姿を見ながら、私はふと自分のオヤジのことを思いだしたのです。

 あれは私が大学生の頃、初めて一人暮らしをする当日のことでした。
 もうお金や書類なんかはすべて渡し終え、後はカギを貰うだけという日。
 オヤジの車を借りて不動産屋に行こうとした時、オヤジが「剣弥だけやったら心配やから俺も付いていく」と言い出したのです。
 心配も何も、後は簡単な説明を受けてカギを貰うだけなのですから別にコレと言って口出しする部分はありません。
 とはいえオヤジの車を借りるのですから断るわけにも行かず、しぶしぶ同行させました。
 
 で、不動産屋に到着し、部屋についての説明が始まった時です。

「えー、それではですね……」

 ガタン、といきなりオヤジが立ち上がりました。
 何事かと思いオヤジを見ましたが、別に何を言うでもなく、オヤジは黙って不動産屋に置いてあったパソコンに向かいました。
 不動産屋は気を取り直して説明再開。

「まずゴミの出し方なんですけど……」

「へえー、ここのOS。windowsやなくてDOSなんか」


 オヤジの独り言乱入。
 
 取りあえず無視して説明を続けて貰います。

「燃えるゴミはですね……」

「おおー、懐かしいスクリーンセイバーやなー」

 最初より大きな声で独り言再乱入。

「げ、月水金に表にあるゴミ集積所に出してください。それから燃えないゴミは……」

 ガタン、とまたオヤジが立ち上がりました。
 私は目で、不動産屋に無視して続けるように促します。

「一応指定されたゴミ袋がありますので、そちらに……」

 ガー、と自動扉が開く音。
 オヤジは無言で店を出ていきます。

「そ、それから、ビンカン、あとペットボトルとかはですね、この二つとはまた別に回収しますので、月の最初の金曜日に……」

 ガチャン、と店の裏口が開きました。
 入ってきたのはオヤジ。

「え、えーっと、あとは……そうそう。ユニットバスにあるトイレなんですけど、コチラで清掃の方を済ませておきましたので……」

「ここって、いつもどの位お客さん来んの?」

 いきなり事務の女性と会話し始めるオヤジ。

「んー、え、えーっとですね。冷蔵庫の方は備え付けの物がありますのでそちらを使って頂いて……」

「へー、けっこー微妙っちゃ、微妙なんやな」

 失礼なことをズケズケと言うオヤジ。

「じゃ、じゃあ、コレが、部屋のカギと地図ですので」

「お、終わったか剣弥。ほな行こか」





 何しに来たんだよ、お前。




 ハッキリ言って邪魔以外の何者でもありませんでした。




 教訓:大人はちっとも大人しくない。


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 藤間さん、『してくれますか?』シリーズ全て読んでいただいてどうも有り難うございました! 『飛乃ワールド』とまで言って頂けると、嬉しいやら恥ずかしいやらで困ってしまいますが(///)、楽しんでもらっているようで一安心です。
 『してくれますか?』シリーズは、現在第四作目を鋭意執筆中ですので、今週中くらいには【前編】をアップ出来ると思います。ではではー。

それが私の代名詞?

 えー、本日。お昼ご飯を食べて戻ってくると、居室が妙にざわついておりました。
 するとざわめきの集団にいた人の一人が私の姿を見つけ、なにやら嬉しそうに話しかけてきたのです。

「あ、飛乃君さ。なんか差出人よく分かんない荷物あるんだけど。見覚えない?」

 その時の彼の顔はなんと言いますか、さしずめ


 無くしていたパズルのラストピースを見つけた時のような……


 いや違うな。


 
 そう、まるで


十年来の友に出会ったかのような……



 いやいや待て待て。
 さらに適切な言葉を当てはめるとすれば、そう――











hannin.jpg
『犯人はお前だ!』










 と言わんばかりの勢いでした。

 が、私はそんな荷物とんと覚えがございません。
 なので「知らない」と正直に答えると、

「あれー? っかしーなー。そんじゃ誰のだよ。この変な荷物」

 まったく人騒がせな……。






 …………。
 ……ん?






 私ってそんな目で見られてたんですか?

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これぞ日本人独特の言い回し

 昨日も書きましたが、私はお酒を飲むと、ちょっと記憶が飛んだり、ちょっと奇行に走ったりします。

 ところでこの『ちょっと』という言い回し。実は二つの意味が含まれていることを、皆さんご存じでしょうか。

 あれはそう。私がまだ高校生の時です。
 あの時も似たようなことを言われ続けておりました。

「飛乃君なー、ちょっと物理の成績悪いなー」

 担任の教師にこう言われた時、私は妙な安堵を覚えました。
 だって、『ちょっと』なんですから。
 つまり逆に言えば、少し勉強すればなんとかなるということ。お話にならないレベルではないことを知って、私はちょっとだけ勉強量を増やしました。

 しかし次の模試の結果を知らされた時も、

「うーん。物理、もーちょっとガンバロか」

 またしても『ちょっと』と言われました。
 どうやら私の思っていた『ちょっと』とは量が違ったようです。なので、もう少しだけ勉強量を増やしてみました。

 しかし二学期の中間テストの結果を知らされた時も、

「やっぱ物理がちょっとなぁ……」

 まだ足りないようです。なかなか実に結びつきません。
 まぁ勉強量を増やしたからといって、それがすぐに結果につながるわけではありません。気長にやるだけです。

 で、二学期の定期考査。
 この時は三者面談でした。
 私と母、そして担任の教師が顔を合わせ、今回の成績について話し合いました。

「あのー、飛乃君のお母さん。飛乃君、真面目に頑張ってくれてるんですけど、ちょっと物理が弱いみたいなんですよ。もーちょっと頑張ってくれたら、いい大学行ける思うんですわ」

 先生はいつも私に言っているのと同じ言葉を母にも言い、その日の面談は終了しました。
 そしてその日の帰り道。母と二人で歩いていると、

「剣弥。ちゃんと先生の言うこと聞いてた?」
「ああ、せやからもうちょっとだけ頑張ったらええんやろ? やってるって」

 私の脳天気な言葉を聞いた母は、少し訝しげな顔になり、

「アンタ、ゆーとくけど先生が言っていた『ちょっと』『少し』って意味とちゃうんやで?

 ……へ?

 思わず目が点になったのをよく覚えています。

「もーちょっと頑張らなアカンゆーたら、大分性根入れて勉強せなアカンゆーことなんやで? わかっとる?」

 ……そ、そうなんッスか?

「……その顔は分かってへんかったな」

 はい……スイマセン。

 まぁ、そんなわけで認識を改め、かなり気合いを入れてやった結果、先生から『ちょっと』とは言われなくなりましたとさ。
 めでたしめでたし。

 けど日本人って、なんで肝心なことまで奥ゆかしく言うんだろーね。これがお国柄ってヤツなんでしょーか?


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 『麻緒と黒魔術と白い恋』に感想を下さったあおいさん! ご指摘の部分はごもっともだと思いました! また時間を掛けて感想返し書かせていただきます!

真のグルメとは

 えー、本日。昼すぎまで死んでました。
 原因はエタノールより分解された過剰量のアセトアルデヒドが、酢酸に移行することなく脳内に溜まり続けていたから。

 ぶっちゃけ二日酔いです。

 昨日、部屋でお酒を飲んでいる時、物足りなかったのでおかわりをしてしまったことが大きな原因でした。

 で、十二時過ぎにフトンからもそもそと這いだし、部屋の電気をつけた私の目に驚愕の光景が。












benjyo.jpg
なぜリビングに便所のスリッパが……?












 えー、以前も書いたと思いますが、私はお酒を飲むとちょっと記憶がなくなります。
 まぁ知らない間に部屋が綺麗になっていたり、ゴミが捨てられていたり、熱帯魚の水替えがされていたりするのは別にいいんですが、勿論とんでもないことをしたりすることもあります。



 観葉植物の葉にラクガキしてみたり、



 実家に無言電話してみたり、



 ネットで掲示板荒らしてみたり。



 ……ちっさいなー、俺。

 まぁそんなわけで、目覚めと同時にヘコむこともしばしば。
 そして今日も大いにヘコみました。

 便所のスリッパを履いて歩いたと思われるところを片っ端から雑巾で拭いて、終わったのが一時半。
 お腹も空いてきたので、お昼ご飯でも作ろうかと食器棚を見てみると、













nettaigyo.jpg
なぜ熱帯魚のエサが……?


















 茶碗とコップの間に、いつも熱帯魚にあげているエサの入れ物がちょこんと座っておりました。
 考えました。
 それはもう一生懸命。
 コレがココにあると言うことは、私は酔っ払って何かとんでもないことをしたはずです。

 エサの入れ物を片手に持ち、悩み続けること五分。














omoidasita.jpg
















 そうだ。



 そうですよ。



 私、昨日、








 食べました。









 熱帯魚のエサを。










 で、殆ど味なんかしなかったんで、勢いでバクバクと……。









 う……










uyaa2.jpg





 教訓:世の中知らなくて良い事の方が多い(ツッコムとこ違う)。


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 ウェブ拍手で心温まるメッセージを送って下さった方! ありがとうございます! あなたの言葉を支えにコレからも小説、日記、共に頑張っていきたいと思います!


後先考えて行動しろ

 今日、急ぎの仕事が入りました。
 液体サンプルを作り、凍結した状態で今日中に発送しなければなりません。
 他の仕事を全て一時保留にし、サンプル作りだけに専念せざるを得ませんでした。
 急ぎだったので上司も気を利かせてくれ、私に派遣の人を一人付けてくれました。
 もー、午前中はお昼ご飯も取らずにひたすらサンプル作り。
 その甲斐あってか、なんとか一時過ぎには出来上がりました。あとは凍らせて発送するだけです。
 私は他にも仕事があったので、後は派遣さんに任せて一足先に退場。

 で、二時間後。そろそろ凍ったかなと思って派遣さんに聞いてみました。

「いや、まだ凍ってないッスねー」

 冷凍庫にあるサンプルを確認してきてくれた派遣さんは残念そうに言いました。

 更に一時間後。
 さすがに凍っただろうと思って、もう一度聞いてみました。

「いや、まだでしたねー」

 ちょっと待て。おかしいでしょ。たかが五リットルほどのサンプルですよ?
 時刻は四時を少し回った辺り。
 ペリカンが郵便物を引き取りに来てくれるのは、いつもだいたい五時前。
 ハッキリ言ってヤバイです。
 まだ凍らせた後、梱包の作業があるというのに。
 しかし派遣さんは、

「大丈夫ですよ。発送ギリギリまで冷凍庫に入れとけるようにしときましたから」

 ……ん? どういう意味だ?





「サンプル、もう保冷ボックスに突っ込んだ状態で冷凍庫に入れてますから」







 

 そりゃ凍らねぇよ。









 ねぇ、『保冷ボックス』って内側の冷気を保つための箱なのよ?
 つまり外側からも熱とか冷気が入ってこないってこと。













doyou_s.jpg















 ……結局、凍結させないまま発送しました。orz


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金剛力

 私の会社にはもの凄い怪力の持ち主がいます。
 背は私と同じくらいなのですが、腕の太さが冗談抜きで2倍近い……。
 まぁ、どのくらい怪力なのかと言われると、彼が一度きつく閉め込んだネジは、ネジ山がイカれてしまって人力では二度と外れないくらい……といえば察していただけるでしょうか。

 さて、本日とても重い機械が届きまして。それを近くに置いてあった台車に乗せて運ぼうとしました。
 しかし台車に乗せたまではよかったのですが、その台車が動かない。
 ホント、ピクリとも。
 荷物が重すぎるようです。
 一緒にいた男の先輩と二人で押そうとしましたが、やはり動きません。
 で、怪力君の出番です。

 電話で呼び出し、待つこと約5分。
 作業服の上からでもハッキリと分かるほどイカツイ筋肉を披露しながら、のっしのっしとやって参りました。
 そして台車の持ち手に手を掛けます。

「む……」

 押そうとした彼の顔が歪みました。台車は動きません。

「よっ、と……」

 掛け声と共に更に力を込めると、キキキ、というきしんだ音を立てながら台車は少しずつ動いて行きました。
 おおー、と思わず周りから歓声が。
 それに気をよくしたのか、彼はご機嫌で台車を押して行ってくれました。
 エレベーターに乗り、一階から五階へ。そして所定の場所まで運び終え、彼はさらに機械を台車から下ろしてくれました。

「ここでいいですか?」

 爽やかな笑顔で言う彼に、私と先輩は頭を下げてお礼を言いました。

 彼が去った後、さすがだなーとか言いながら機械の取り付け作業に。
 そして三十分ほどで終了し、さて帰ろうかとしたところで事件は起こったのです。









 台車が重い。









 何も乗っていないのに。





 で、よく見てみると……。









「……なぁ、コレってストッパー掛かったままじゃない?









 ストッパーとは台車が動かないよう止(ry








…………。







 ゴメンネ台車君! ちゃんと油さしてあげるから!

 彼の問答無用の怪力に、ただ唖然となっていた一日でした。


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蛇足とはこういうこと

 そろそろ新年会の季節です。
 また幹事です。
 ぺーぺーの宿命です(涙)。

 私はいつも「ぐるなび」を使ってお店を探しているのですが、今日なかなか挑戦的なメニューを発見してしまいました。

 コレです。









 menu_s.jpg













 分かりましたか?
 では、もう少し寄ってみましょう。














menu2_s.jpg















 いかがでしょうか。
 では、問題の箇所に赤線を。















menu3_s.jpg













 うん。


 書いちゃってますよね。ハッキリと。










 『本物の本格ウインナー』って。










 つまり、












 本物でも本格でもないってことだよね?








 素晴らしいメニューどうも有り難うございました。
 おかげでお店選び迷わずにすみましたよ。


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黒い冗談

 昨日、大変なことが起きました。
 お昼過ぎにポストを見に行くと、少し遅めの年賀状が3枚。確かまだ年賀ハガキが残っていたはずと部屋に戻り、あさってみると2枚しかありません。
 仕方なくコンビニに買い出しに。
 ところが……

「すいません。もう終わっちゃいました」

 渋々別のコンビニに。

「売り切れですね」

 また別のコンビニに。

「もう、ないんですよー」

 








nai.jpg
な、なんだと……。










 どこに行っても返ってくるのは同じ言葉。
 どうやら時期が時期だけに、どこも置いてないようです。

 返さなければならない年賀状は3枚。
 手持ちの年賀ハガキは2枚。



 これは誰かに犠牲になって貰うしかありません。



 返す相手は、『直属の上司』『個人的に仲のいい別部署の先輩』『ちょっと嫌いな行き遅れた同じ部署の女性』




 考えるまでもありませんでした。




 私は何事もなかったかのように家路につき、帰る前にスーパーに寄っていきました。夕食の食材を仕入れるためです。
 そこで、私は運命的な出会いを果たしてしまったのです。

 切れていた洗剤もついでに買っていこうと、雑貨売り場を物色していた私の目に飛び込んできた物がありました。

 コレです。









goreizen1.jpg










 弔事全般に用いられる「御霊前」の封筒。




 コレを見た瞬間、私の中で誰かが言いました。









 ネタに走れ、と。








 おめでたい年明けの挨拶に、あえて……。

 良識と信念が激しい葛藤を繰り広げましたが、圧倒的優位で信念が勝りました。

 この封筒を見て私は考えました。
 ただコレを手紙として送っても面白くありません。
 今年は亥年。
 私は「御霊前」と書かれた封筒をジッと見ながら考えました。
 そして五分後、一瞬目の前が明るくなったかのような閃きが降ってきたのです。
 
 そうです。
 ちゃんと書かれているじゃないですか。
 
 『イノシシ』と。

 ココに……。












goreizen2.jpg















 更にトドメの一発としてコメントも。











goreizen3_s.jpg












 完璧! 完璧だ!

 完璧すぎるブラックジョーク










 ……え? 殺されないかって?


 






saa.jpg













 だってもう出しちゃったんだもーん!








fuhahahaha.jpg












 ……なんか最近病んでるなー……。 


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 『麻緒と黒魔術と白い恋』さっそく読んで下さった三人の方々! どうも有り難うございました! 大感謝です!


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 拍手メッセージへのご返信
>ブログと小説いつも読んでます。どちらもとても面白いですね。日常を面白く書くコツでもあるのでしょうか?

 日常を面白く書くコツ……ですか。とりあえず『面白い』と言っていただけたことに感謝です。
 コツ……うーん……なんだろ。『ツッコミ』かなぁ。どれだけ面白いネタでも、ツッコミが中途半端だと面白くなくなりますし、逆に普通のことでも変な例え話とか出してツッコんでいくと面白くなるときもあります。
 私の場合はジョジョ絵に助けて貰う時も多々ありますが(笑)。

麻緒と黒魔術と白い恋

 年明け、最初の小説でございます。
 『麻緒と黒魔術と白い恋』。第二部で久里子が言っていた、麻緒の生活を書いてみました(当然、普通じゃないんですが(笑))。
 今回は前二作と違いかなり重いです。コメディー要素はほぼ皆無です。新キャラ、東宮夏那美を出したので、彼女の掘り下げ中心に心理描写主体で物語は進行します。

 正直、プロット時はこんなに重くなる予定ではなかったのですが、夏那美が思ったより追いつめられてしまってこんな感じに……。本編の玖音には及びませんが、小学生ながらなかなか影のある人物に仕上がってしまいました。

 でもやはり、年齢層の低いキャラクターを出すと扱いが難しいですな。
 大人ほどは深くは考えないだろうし、短絡的で直情的かと言えばそうでもないだろうし。自分が小学生だった頃、どんな風に物事を見ていたのか考えながら書いていましたが、本当にリアリティを持たせられたかどうかは、かなり不安です。

 さて、コレを最後に、少しこのシリーズからは離れます。
 次は『してくれますか?』シリーズ。憂子のラブストーリーです。まだプロット未完。タイトルも決まっておりません(滝汗)。
 で、それを書き終えたら、次は完全新作を書こうと思っております。ちょっとミステリーちっくなヤツを。
 やぁ、なんだか久しぶりにラ研に投稿することになるなぁ。『成仏』以来か。

 そんなわけで私生活も含め、色々不安一杯の飛乃剣弥でしたー(汗)。ではではー。


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親子戦争 その2

 私と母がいた部屋に、父と弟が加わり四人全員が勢揃い。
 まず先制攻撃を仕掛けたのは母でした。

「大学の時からホンマ好き勝手してー! アンタ親の気持ち考えたことあるん!」

 弟も負けてはいません。

「そんな俺が親の言うこと何も聞いてへんような言い方すんなや! 言われたとおり国立に現役で入って、ちゃんとした会社行って、自立しとるやんけ!」

「全然自立なんかしてへん! 女に騙されおって! こんなんやったら大学なんか行かすんやなかったわ!」

「今大学の話は関係ないやろ! そんな昔のこと引きずり出すなや!」

 この調子でしばらく平行線状態。
 確かに弟が大学時代、自分の好き勝手やっていたのは確かです。聞くところによると、父からの仕送りだけでは貯金が底を付いたことが何度かあり、母が別にお金を振り込んでいたこともあったそうです。
 かといって母も母で。弟が大学に入学した時は泣いて喜んでいたのに、今更それはないんじゃないかという気もします。

 とにかくお互いに頭に血が上っており、とてもではありませんが客観的な物の見方など出来ません。二人とも自分が正しいと思っております。
 しかも母ときたら、

「ええか! お母さんはな、別に金返せゆーてる訳やないねん! 結婚するにしても何にしてもちゃんと筋通せゆーてんねん! こっちかてアンタに投資したってんねんから、それなりの誠意見せなあかんやろ! 子供はそーやって親に義理立てるモンちゃうん!」






 ヤクザですか、アンタ。






 で、話に決着が付かないまま、十分ほど息もつかせぬ攻防戦が続きました。
 やがてお互いに言い疲れてきたのか、言葉数は少なくなり、無言のまま睨み合う時間も増えてきました。
 そろそろ話をまとめる方向に持っていかないと、いつまで立っても終わりそうにありません。なので私は、

「まぁ、コレでお互いに言いたいこと言ったやろ? こんなモン、今日明日に決着付くモンちゃうんやから、またしばらく時間置いたらどーや」

 と、提案。
 こういう問題は時間が解決してくれるのを待つしかありません。
 しかし――

「何言ってんねん! まだ言い足りんわ! それにアンタはどーやの! 結婚したい相手とかおんの!




 飛び火、キタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━ッ!!



 何とあろうことか、今度は私の方に矛先が向けられました。

「いや、そんなん別におらんけど……」

「何でやの! アンタの方こそ、そろそろ結婚せなあかんのんちゃうん! 大体、兄弟二人おったら、兄ちゃんが先に結婚するのが普通ちゃうん!」




 古き慣習、キタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━ッ!!



 いや、そんな理由で結婚させられたら人生台無しですよ。
 だって結婚なんかしたら小説が書け(ry

「まぁまぁ、それは別の話やん。今は弟の方の結婚が問題なんやろ?」

 と、横手から意外な父の助け船。母の味方かと思っていたのですが、さすがに見るに見かねたのでしょうか。

「いーや! この際二人共に言っとかなあかんわ! アンタらええ大学出て、ちゃんとした企業に入ってんねんからな! もうちょっと、ちゃんとしたの連れて来なあかんわ!」

 そこでまた弟がカチンと来て、

「そんなんオカンの勝手な基準やろ! 五歳上のバツ1かて、俺から見たらちゃんとしとんねん! オカンが知らんだけや!」

「いいや! アンタは騙されとる!」

 また、平行線に逆戻りです。
 二人とも本当にタフです。コッチは聞いているだけで疲れるというのに。父も何も言わずにただ見ているだけ。完全にカヤの外です。まぁ、私の結婚話は言われなくなったので別に良いんですが……。

 そして言い合いはまた十分ほど続き、二人が疲れ始めたところで私がもう一度話をまとめようかと思った時、

「ほんなら今日はこのくらいにして……」

「アンタ! アンタもこの子みたいに、親に隠れて週末婚してんやないやろーね!」




 死語、キタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━ッ!!



 ……とまぁ、こんな感じで当然の如く決着は付かず。勝負は次回に持ち越し。
 いや……ホントーに疲れた年末年始でした。
 しばらく実家に近寄りたくなひ……。

 なんかねー、オカンの言い分も分かるし弟の言い分も分かるんですけど、そんなことより……














makikomuna.jpg















 と、声を大して言いたい。orz


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 昨日『貴方に捧げる死神の謳声 第二部』を読了して下さった方! そして今日一日で『貴方に捧げる死神の謳声 第二部』の本編とサブストーリーを一気読みして下さった方! どうも有り難うございました! 
 そしてあおいさん!『『羅刹』『死神』の温泉ゆけむり大作戦』へのご感想どうも有り難うございます! またメールにて返信させていただきますのでしばらくお待ち下さい!

親子戦争 その1

 えー、私には一つ違いの弟がいます。
 もう親元を離れて、一部上場の会社で立派な社会人として生活しています。
 で、今から三ヶ月ほど前。弟が、結婚したい人がいると父親に申し出たそうです。
 その相手というのが五歳年上のバツ1。
 そのことを父から電話で聞いた時に、私は別に「ふーん」ってな感じでした。
 弟は私と違い非常に優秀で、どこか天才肌的なところがあります。
 独学で東大に合格したり、突然「弁護士になる」と言い出して僅か二年で司法試験に合格して見せたり、言葉もサッパリ分からないのにブラジルに留学してみたり。

 まぁ、色々と離れ業を披露してくれました。

 そんな弟が結婚すると言ってるのです。兄としては、「アイツが言い出したんやから、別に好きなようにさせたらええんちゃうん」ってな感じでした。
 良く言えば信頼。悪く言えば放任。
 どちらにせよ、弟の選択が間違っているとは思わなかったのです。
 ところが――

「オカン泣いてもーてなー。コッチ大変やで」

 な、なぬ?

 どうやら母は猛反対した様子。
 話を聞いてみると、「五歳年上のバツ1と結婚するなんて、向こうにダマされているに決まっている。弟は優秀なのだからもっと高望みして、いい子を捕まえろ」、と。
 まとめるとコレが母の言い分のようでした。

 私は取りあえず弟の話も聞くため電話してみました。
 すると、

「へ? オカンに話し行ってんの? 俺オヤジに、今度実家帰った時に直接話すから、まだ誰にも言わんといてや、言ったんやけどなー」




 ダメじゃん、オヤジ。




 とにかく口の軽いオヤジのせいで、知られてしまったからにはもう手遅れ。

 親子戦争の勃発です。

 どうやら父は母に洗脳され、弟の敵に回った様子。
 ならば私は弟の側に付くしかありません。

 そして去年の年末。実家に戻って親子四人で顔を付き合わせ、腰を据えて話して参りました。



 もぅね。








 生き地獄。







 実家に帰った初日に、横浜に戻りたいと思ったのは初めてでしたよ(笑)。
 だって見るからに空気が暗くて重いんですもの。
 鍋をつつきながら話そうと思ったのですが、食べている間中みんな一言も喋らず。味なんでちっともしませんでした(血汗)。

 しかしこのままでは話が進みません。弟が別の部屋にいる時を見計らい、私は母とサシで話そうとしました。取りあえず母の言い分を直接聞きたかったからです。
 父からざっとは聞いていたのですが、途中で誤魔化されてるところがあるかも知れません。

 そして話し始めようとした時、突然弟と父が部屋に入ってきたのです(ヒィィィィィ!!)。

(続きはまた明日)



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 『遠い記憶の彼方に』読んで下さった方! どうも有り難うございました!

過ぎ過ぎたモノの破壊力

 昨日、一月四日が私の会社の仕事始めでした。
 で、必ずある恒例の年始式。
 会長、社長、常務、そして所長。
 四人の退屈な話を聞くために、所員は全員会議室に集められます。
 中でも一番退屈なのが所長の話し。
 言ってることが曖昧すぎて、伝わってくるモノがありません。他の人は色々と具体策や他社商品を述べて比較的分かり易く言ってくれるのに。
 しかし、今年は違いました。


「皆さん、今年は素晴らしい一年にしなければなりません。そのためにも所員が一丸となって、新商品の開発に取り組まなければならない。どこよりも早く、どこよりも良い商品を生み出して行かなければなりません。そのためには常に人と違うことを考え、人より一歩も二歩も先を歩くつもりでいなければなりません」


 ここまではいつも通りの退屈なお話。
 どこかで聞いたことのあるような、中身のないお話を得意げにしてくれました。自然と瞼が重くなってきます。

「そのためにはどうすればいいか」

 そして視界が狭まり……









「『想い』です」

 (゚Д゚)!?












 大・覚・醒











「何かに一生懸命取り組む『想い』。この『想い』という言葉を、私の今年一年の言葉にしたいと思います」

 なに? なになになに? 今、なんつった?

「そして『想い』を膨らますにはどうすればいいか」

 今なんかマンガみたいなセリフが……










「『夢』です」


 !?((゚Д゚))!?















 超・新・星
 (*恒星がその一生を終えるときに引き起こす大規模な爆発現象)














「皆さん、『夢』を持ってください。それも一つや二つではありません。五個でも六個でも、多ければ多いほどいいです」

 つーか、お前は夢見すぎだろ。

「この『夢』。『夢』を実現させるには、それ単体ではダメなんです。他に何が必要か」

 布団と枕だろ。













「『希望』です」


 (゚Д゚;≡゚Д゚;) !!??

















 中・国・製
 (*すぐ壊れます)














「ならばこの『希望』に付随するモノは何か。ソレは勿論、『勇気』『努力』です」

 ( Д ;) ゚ ゚ !!!!

















 光・合・成
 (*人間には出来ません)
















「えー、今年一年はですね。この三種の神器、『希望』『勇気』『努力』を掲げて是非頑張って欲しい。以上」


 『想い』はどーしたんだよ。








 いやもぅ、あまりにもツッコミどころを連発してくれるんで、完全に目が覚めましたよ。

 所長、私は貴方から大切なことを学ばせて貰いました。









 『中途半端は敵だ!』









 きっとこのことを伝えたかったんですね。

 落ちるなら墜ちるトコまで堕ちよう、と。

 分かりました。しっかり伝わってきましたよ所長!
 貴方は歴代の所長の中でも最高位の伝説を築くでしょう!















 アホ伝説をな。


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 『三度目の正直』最後まで読んで下さった方! 有り難うございます! 楽しんでいただけたようでよかったです!

過ぎたるは及ばざるが如し

 えー、年末。四年ぶりの再開となる旧友と会って参りました。
 付き合いはもう中学時代から続いておりまして、最近では珍しい律儀で真面目で頭に『バカ』が付くほどの正直男です。
 仕事に就いてから一緒に飲んだことがなかったので、今何をしているのかを色々と話しました。
 最初は、『結構やりがいあるよ』とか『人付き合いって難しいけど楽しいよ』など、なるほどソイツらしいことを喋っておりました。

 で、飲み始めて一時間ほどが経過した頃。
 あまり酒に強くないそいつの本音がポロポロと出始めたのです。

 『宴会で裸踊りをさせられそうになった』

 『月に七十時間以上サービス残業している』

 『週に最低二回は会社で寝泊まりしている』

 もう私は、不憫な彼の身の上話をただ聞くだけです。

 で、さらに一時間が経過した頃。彼の目を見て思いました。















suwatteru.jpg














 す、据わってる
 ただ、物書き見習いとしてのクセなのでしょうか。彼の表情をジッと観察しながら、どう描写すれば読者によりリアルに伝えられるのかなどということを考えてしまいました。




 そうです。まだ私にも余裕があったのです。




 しかし更に三十分時間が経った頃。



「最近なー、体もしんどいし、精神的にも参ってるのに、上司には作り笑い向けられるようになってきたんや……」









1.jpg
そ、そうか……(重ぃ……)。





 目をまともに合わせられなくなってきました。



「やっぱ人間、最後は自分のためにしか生きられへんて」












2.jpg
そ、そうですか……(お、重いぃぃ)。






 もう彼を観察する余裕などありません。





「問題は……俺の理性がドコまでもつか、やな……」















3.jpg
さ、左様で御座いますか……(重すぎるぅぅぅぅぅ!)。






 薄ら笑いを浮かべながら言った彼の言葉が私の胸を抉ります。




「なー飛乃ー……お前の方はどうなんや……」





 い、言えない。

 たまに上司にタメ口で喋っているなんて。

 客との約束ドタキャンしてるなんて。

 先月の残業時間たった三時間だなんて。













muri.jpg











 人の不幸は面白いと思っていましたが、どうやら認識が甘かったようです。
 世の中、なんでも度が過ぎると笑えなくなりますよね。逆に言えば笑っていられる私の不幸など、不幸の内には入らないのかも知れません。
 私は幸せ者なんだろーか……それとも天然……? うーん。
 ま、いーや。ゲームしよ。
 
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 『貴方に捧げる死神の謳声 第一部』読んで下さった方! どうも有り難うございました! よろしければサブストーリーなどもチラチラと流し読んでいただけると嬉しいです!

『門松』は略語?

 どうも皆さん。新年あけましておめでとう御座います。
 ようやくHPの運営と執筆を再開いたします。
 昨日実家から戻って来たのですが、色々あって疲れ果てておりまして……。まぁ、その分活きのいいネタは仕入れられたんですけどね(笑)。また、少しずつコチラでも書いていきたいと思います。

 さてさて、皆さん正月はいかがお過ごしでしたでしょうか。
 私はもう完全な寝正月でして。朝起きた時に時計を見て『まだ8時か……もう一眠り』とか思っていたら『11時40分!?』とか(笑)(長針と短針を見間違い)。

 そんなダメダメな私でしたが、お散歩がてら初詣に行った時のこと。
 最近ではもう珍しくなってしまったコレを見ました。




kadomatu1.jpg





 そう。門松。
 しめ飾りとコレを見ると、やっぱりお正月って感じがしますよね。

 でもね。この門松ってちょっとおかしくないですか?
 だって、










kadomatsu3.jpg






kadomatsu2.jpg






 こんな絵だって、





kadomatsu1.jpg











うん。












 竹の方がエライよね。










 なんにどうして『門松』なんでしょーね。
 『門竹松』とかにすればいいのに。日本語って不思議ー。三文字は長いから略って二文字にしたのかな。

 そう言えば昔、国会答弁で、







takenaka_s.jpg
「竹中平蔵金融・経済財政担当大臣……長いんだよ







 何てシーンがありましたね。

 やっぱり『竹』は嫌われるんでしょうか(関係ない)。

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 アキトさん。『玖音の苦悩』と『『羅刹』『死神』の温泉ゆけむり大作戦』続けて読んで下さいましてどうも有り難うございました! さらに『『羅刹』『死神』の温泉ゆけむり大作戦』を読んで下さったもう一名の方! 『ロスト・チルドレン』を読んで下さった方! 本当に有り難うございます!

>謝楽さん
 新年あけましておめでとう御座います。
 拍手ボタンでの丁寧なご挨拶、有り難うございました。今年も一年、元気に小説と雑記の更新を続けていきたいと思います。謝楽さんもお体に気を付けて、お仕事と学校の方頑張って下さい。やはり体が資本ですからね。『元気が一番! 元気があれば何でも出来る!』いい言葉だ、猪木……(笑)。