闘病記2008 其の四

 ――女神の微笑みは、常に魔性を孕んでいる。















 
 木曜の朝。
 綺麗に熱が下がったことに軽い昂奮を覚えつつ出社。
 体の調子は悪くない。溜まっていた仕事も順調にはけていく。
 やはり健康というのは良い。重い病気に掛かるとその大切さが身に染みて分かる。そういう意味では、あの苦しみもそんなに悪くなかったかな。







 ――と、戯言を頭の中で呑気にのたまっていたのは昼すぎまで。











 午後三時。
 軽い寒気を覚える。
 が、気のせいだと思い込んで仕事を続ける。

 午後四時。
 少し熱っぽい気がする。
 が、暖房の効きすぎたと勝手に決めつける。

 午後五時。

 明らかに体が痛い。

 さすがにヤバいと思い、この日は定時退社。

 帰宅中、電車の中でも症状はドンドン悪化していく。
 最初の時と全く同じパターンだ。
 ココまで来てようやく、疑念が確信へと変わる。


 帰宅。速行で暖房をつける。そして体温を測る。













 37.6℃














 マズい……。
 完治したと思って油断した。そして調子に乗りすぎた。
 再発なんて無様なこと絶対にできない。何としてでも今日中に熱を下げる。
 この日はプリンとゼリーを一つずつ食べて就寝。


 そして翌朝。
















 38.8℃


















 最悪。


















 完全にブリかえした。
 情けない。実に情けない。
 しかしこうなってしまった以上しょうがない。ココで無理して、他の人にうつすわけにはいかない。
 仕方なく『アバウト・ミー』に電話。病欠する旨を伝えると、








『大丈夫? 病院行ける? ちゃんと飲んでる?』








 ……薬?










 薬……。先生から貰った薬……。












 咳止めと強めの解熱鎮痛剤











 そうか……。

 昨日、熱が下がったと思ったのは薬がよく効いたから。ソレを快癒したのだと勘違いして……。
 しまった。何たる不覚。



 風邪は引き始めと治りかけが一番重要。



 その治りかけのところで二度も同じミスを……。そのせいで三日間も休むハメに……。
 もう絶対に油断しない。
 薬をちゃんと飲んで、完全に回復しきるまでもう一歩も外に出ない。



 ……そうか。そういうことか……。











 あの異様なまでの買いだめはこの時を見越してのことか。










 ふっ……フフフフ……。
 フハハハハハハ!
 なるほど。そういうことか。
 脳が溶ける一歩手前まで来ると、ちょっとした予知能力が働くという訳だ。なかなか面白いじゃないか。人間の体とは良くできている。
 そういえば子供の頃、木を見ていると、次にどの葉っぱが落ちるのか分かったりしたものだ。
 
 まぁいい。そんなことはどうでもいい。
 今はとにかく体を休めることだ。
 金、土、日。
 何としてでもこの三日間で治しきる。







 絶対に。













 そして月曜日の朝。
 私はいつものように出社した。



 三食、ゼリーとプリンとヨーグルトだけの生活はなかなか愉快だった。

 普段絶対に見ないだろう、『火災調査官 紅 蓮次郎』というサスペンスドラマは良くできていた。

 『ブラック・マンデイ』は絶対に単行本を揃えようと思った。


 病気を治すにはやはり、栄養のある食事十分な睡眠。
 コレに限る。












 ……とにかく治った。











 だが、完全にというわけではなかった。

 まだセキが続いていた。
 しかしコレばかりはなかなか収まらない。時間を掛けて、自然に引いていくのを待つしかない。

 この時、私はまだ軽い気持ちだった。
 腹筋も鍛えられるし丁度いいなどという、実に愚かしい考えを抱いていた。



 が、19日の水曜日。
 就寝中に走った激痛と共に、私は生き地獄の門扉を叩くことになる。

 《続く》

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復っ、活……?

 あ゛ー……どーも、飛乃剣弥です……。
 なんとか生きてます。
 やー、ホント死ぬかと思いました。むしろ殺してくれと何度思ったことか。マジでマジで。とんだ置きみやげでしたよ……。今週一週間は生きているだけで精一杯でした。
 まぁ詳しくは闘病記でぼちらぼちら話していきたいとは思っておりますが……。
 しかし……この一ヶ月で随分お財布さんが軽くなってしまった。
 健康には替えられないとは言え、お薬って高いですなぁ。


 ちなみに今は、痛み止め山ほど飲んで、取り合えず知らないフリしてる状態です(笑……いごとじゃねぇよな。やっぱり……)

 高いけど薬の力は偉大です。
 雑記と執筆作業は明日からまた再会したいと思いますので、どうぞヨロシクお願いします。
 では、今日はこの辺で。
 さいならー。

















 (ω)日頃の行いがモロに出たって感じね。

 ……因果応報ってヤツね。



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ちょ、ちょっと待って……

 今、体の痛み+吐き気と戦っているところですので、もう少しお待ち下さい……。

ロスト・チルドレン2-4

 ハイッ!


 カーカス君ようやく本領発揮!(笑)
 


 ということで第四話で御座います。
 あー書けた。何とか書けたよ、パトラッシュ……。
 ただ、ですな。体の方で今また新たな問題が発生中でして……。なんかこう、日に日に執筆意欲が減退というか、生きる気力が根こそぎ奪われていくというか……。
 あーもうっ。いつの間にこんな病弱な体になったのかしらっ。
 病気が新しい病気を生んでいく……。いつになったら全快するのやら……。

 さ、て。弱音はまぁこのくらいにして。
 なんかこう、書いてて思うのですが、











 あんまグロくないよね。












 やー、何だろ。もっとリアルな描写を入れようかと思っていたのですが、そのグロ担当だったカーカス君が意外に大人しく、しかも彼の性格上カタカナをバンバン使って表現するので、どうしても軽めの表現になってしまうというか。コレがアディクだったらもう少し変わっていたかも知れませんが。
 けどアディクもキレるとカーカス化するんだよなぁ……。ホントに私の子供達は(笑)。

 そして! いよいよデカいミッションが入ってきました! 3チームの共同プレイ!

 まさに中盤の山場で御座います。

 ロスト・チルドレンとの本格的なバトルも始まりました。伏線もばんばんバラ撒いております。ちゃんと綺麗に回収できるか不安です……。
 伏線、ってさ。張ってる時は楽しいんだけど、拾う時は妙に億劫になるのはどうしてなんでしょう。
 コレはアレか。
 必要な資料集めるトコまではやっといたから、まとめの作業はヨロシクってのと同じか。
















 つまり丸投げ。
















 投げているウチは楽で良いんですが、後で必ず戻って来ますからね。
 因果とはこういうことか……。

 ま、そんなことはさて置き。これから終盤に向けて色々と盛り上げていきたいものです。
 ロスト・チルドレンと自分を重ね合わせ始めたアディク。それぞれの思惑はどこへ向かうのか。オッドカードの正体とは。といったところでしょうか。
 そんなわけでまた次回。
 ゲームの合間を縫ってポクポクと書き上げて行きたいと思います(笑)。ではではー。
















 (ω)ソレ、折れてはないと思うけど確実にヒビいってると思うわ。

 ……だよなぁ。そんな感じなんだよなぁ……。


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闘病記2008 其の参

 ――数字というのは紛れもない確実であり、そして容赦なく冷酷だ。









 38.6……。










 こんな数字を見るのは何年ぶりだろうか。
 小学生の頃、どうしても学校を休みたくて醤油を一気飲みして以来のことではないだろうか(絶対にマネしてはいけません)。
 ちなみに私の平熱は35.8℃くらいである。実は36℃ないのだ。
 つまり、普通より3℃も体温が上昇している。
 するとどうなるか。












 色々と楽しくなってくるのである。















 まず汗が出ない。

 どれだけ熱くても汗を全くかかなくなる。それ故に熱は下がらず、悪循環が始まるのである。


 次に全て物が冷たくなる。

 コレは私の体温が上がってしまったため、相対的にそう感じるようになってしまうのだ。だから何を触っても寒気が増し、ますます布団から出たくなくなる。


 そして一番厳しいのが思考回路の麻痺である。

 頭の中は常に夢を見ているような状態で、考えていることに脈絡がない。例えばカーテンを見て鹿せんべいの味を思い出し、ヨーグルトを食べて座薬の値段を考えたりするのだ。
 だから薬を飲むために布団から出ても、何故がトイレで用を足して戻ってくる。










 38.6℃とはつまり、そういう数字なのである。












 とりあえず無断欠勤は出来ないので、『アバウト・ミー』に電話して休む旨を伝える。
 そして布団をかぶり、果てしない罪悪感に襲われる。

 説明せねばなるまい。
 実は昨日の夜、体調が良くなってきたのでゲームをしてしまったのだ。



 風邪は引き始めと治りかけが一番重要。



 そのどちらのタイミングでも、私は誤った選択をしてしまった。







 だが……だが!




 どうしても誘惑に勝てなかった!











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 面白すぎる……。


 風邪なんかで寝ている場合じゃない!
 あのダークな世界が俺を待っている!




 ピクシーが!
(キュートなお尻が!)




 ヤクシニーが!
(可愛い声が!)




 ティターニアが!
(色っぽいやられ方が!)















 俺を呼んでるんだ!

















 ……。
















 ……分かってくれ読者諸君。コレは事故なんだ。
 特に男性読者諸君。君達は分からざるを得ないはずなんだ。色んな意味で。



 そうやってベッドの中で自分の行動を正当化し終えると、不思議と体が少しだけ楽になったような気がした。
 病院に行くなら今しかない。
 少しでも元気を取り戻した今を逃しては、絶対に外に出られない。
 あと食料も調達せねば。
 食欲は無いが少しでも腹に入れなければ。





 そして私は例の病院に行った。
 対応してくれたのは、以前腎臓に異常なまでの興味を示してくれた先生。
 私のことは覚えていたようで、まず開口一番、

















「アレから血尿とか出ました?」
















 出てねぇよ。
















 つか、そのちょっとガッカリみたいな顔は何なんだよ。

 ムカツキつつも病状を伝えると、まずはインフルエンザかどうか調べることに。
 両方の鼻の穴に綿棒みたいなのを深々と突っ込み、中で軽くぐーりぐーり。
 無意識に涙を流しつつも、サンプリングは終了。
 そして15分後。













 結果は陰性。















「ちょっと熱の高い単なる風邪ですね」

















 どの辺がだよ。 















 と、いちいち突っかかる元気もないので、薬を処方して貰って帰宅。
 今回貰ったのは、強めの解熱鎮痛剤咳止め
 ソレを飲み、帰りにスーパーで買ってきた物を冷蔵庫にしまう。
 内容は、


 
 プッチンプリン3個セット×3、ブルガリアヨーグルト500g×2、明治プロビオヨーグルトLG21×6、みかんまるごとゼリー×3、どさっとフルーツミックスゼリー×3。












 ……。

















 多くね?















 いやだってコレ、2、3日分って量じゃないよね。

 やべぇ……思考能力の麻痺がこんな所にも……。

 まぁ買ってしまったものは仕方ないで、ゼリーを1つ食べてベッドイン。
この日は真剣に大人しくして、ずっと寝ていた。
 そして次の朝、体温測定。

















 36.1℃

















 すげぇ! 下がってる!












 数値は嘘を付きません。
 そう言えば何となく体が軽くなったような……。
 ともあれ会社には行けそうな雰囲気。
 丸2日も休んでしまったのできっと仕事がたまっているはず。
 私はマスクを付け、意気揚々と出社。
















 その先にまた落とし穴が待っているとも知らずに……。

 《続く》


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闘病記2008 其の弐

 ――ソレは自分の体を疑うには十分すぎた。









 朝。
 全身の痛みで目が覚めた。
 時計を見る。
 五時三十分。
 目覚まし時計の目が覚めるまで、まだ一時間以上もある。だがコレ以上はもう眠れない。体が睡眠を要求していない。ソレよりも他にやるべきことを喚き立ててくる。


 すなわち――この寒気を何とかしろ。










 寒い。











 布団を頭からかぶっても、体を丸めても、一向に温かくならない。
 エアコンのリモコンに手を伸ばす。たったソレだけの動作で芯から冷えてくる。
 スイッチを押す。反応がない。スイッチを押す。やはり反応がない。押す。反応ない。










 結局、異様にシビアな角度を要求され、そんなことをしている間に体は更に冷えた。











 やはりヤバかった。睨んだとおり、コレは“単なる風邪”などではなかった。
 薬など全く効いていない。気休めにもならない。
 どうする。こんな状態では会社など行けない。休むか? コレ以上悪化させるくらいなら……。
 いや、待て。その前に試すことがある。







 速行性栄養剤。















081120fanti.jpg
 ユンケル ファンティー














 説明せねばなるまい。
 実は昨日、ドラッグストアに立ち寄って一本購入していたのだ。
 勧めてくれたのは『アバウト・ミー』。
 ビタミンの他に漢方成分も入っているので、風邪の引き始めにはもってこいとのこと。




 ただ、ちょっと値は張るが。





 ああ……確かに張ったよ。ピンピンにな。
 たった50ml1680円。 
 この小さな瓶にウィスキーボトルと同じだけの価値が……。

 なので昨日は飲まなかった。出来れば今回は飲まないでおこうと思っていた。
 本当にヤバくなった時のために取っておこうと思っていた。

 だが、今は出し惜しみをしているときではない。
 今がその本当にヤバい時。
 決断せねばなるまい。

 エアコンの設定温度を29℃にしたおかげで、何とか布団から這い出せるくらいになってくれた。
 あとはコイツを一飲みして、効果が現れるのを待つだけ。
 私は冷蔵庫からユンケルを取り出し、パッケージを開け、キャップを外し、グイっと一気のみ。




 ドロリとしたのど越し。




 かつて味わったことのない濃厚な何かが、熱い塊となって食道を下っていく。



 これで……1680円……。


 ステーキ定食ご飯大盛り味噌汁付きが……。




 ……まぁいい。きっとソレだけの価値はある。
 あと三十分もすれば、もう心身ともにビンビンに張ってくるはず。



 私はベッドに戻り、目を瞑ってじっと待った。



 10分……20分……30分……。



 変化なし。



 40分……50分……。



 変化なし。
 


 1時間……1時間10分……。





 そして目覚まし時計が目を覚ました。
















 効かねぇ。















 ちっとも楽にならねぇ。活力が漲ってこねぇ。
 確かに体は熱くな――










 体温測定開始。














 37.8℃















 ナンデスカコレハ。














 薬といい栄養ドリンクといい、どっちの味方をしてるんですか?
















 もうダメだ。


 今日は無理だ。


 悔しいがもう一日休もう。
 『アバウト・ミー』のせいでこうなったんだから、誰にも文句は言わせないさ。
 あと一日。あと一日、大人しく寝ていればきっとよくなる。だってまだ引き始めだもん。最初のうちからこんなに気遣ってるだから、体もきっとソレに応えてくれるさ。
 そう、あと一日……。







 次の日。











 体温測定。
















 38.6℃


















 あったかいよ、パトラッシュ……。

 《続く》

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闘病記2008 其の壱

 11月10日 月曜日 快晴
 午後3時。
 私の中の歯車が一つ、その動きを止めた。







 体がダルい……。
 最初は本当にソレだけだった。
 風邪をひいてしまったか……。
 軽い認識だった。

 風邪は引き始めと治りかけが一番重要。
 昔からよく耳にしていた言葉を思い出し、私は大事をとって仕事を上がった。

 午後4時。
 会社の最寄り駅に到着。
 寒い……。
 この時ほんの少しだけ、何かがおかしいかも知れないという思いがよぎった。
 だがすぐにソレを振り払った。
 病は気から。
 自販機で買ったのは温かいコーンスープではなく、キンキンに冷えたコーラ・ゼロだった。
 ちょっとした意地だった。体が冷えた……。

 電車の中、症状はどんどん悪くなっていく。
 ダルさが寒気へと変わり、少し痛みを伴うようになってきた。
 一体何が悪かったんだろう。
 私は先週のことを頭に思い描いた。



 月曜日の夜、部屋で一人酒を飲んだ。次の日起きると全裸で寝ていた。
 火曜日の会社帰り。無呼吸症候群のオッサンに力一杯せきを吐きかけられた。
 木曜日。『アバウト・ミー』と終電まで飲んだ。どうやって帰宅したのか、全く記憶になかった。
 土曜日と日曜日。せきがやたらと出た。しかし体の調子に問題はなかったので、二日で煙草を三箱開けた。



 分からない……。
 一体何が悪かったのか……。
 どうして今、こんな辛い目に遭わなければならないのか。
 とにかく病院で看てもらって、薬を飲んで早く寝よう。一日ぐっすり眠れば明日にはきっと快復している。

 そんなことを自分に言い聞かせながら、私は馴染みの内科に向かった。
 中は満員だった。
 受け付けで保険証を見せ、症状を簡単に伝えた。そしてどのくらい待つのかを聞いた。









「二時間くらい、ですね」














 少し殺意が芽生えた。











 多分、余裕が失われつつあるせいだろう。病気になると気弱になるものだ。しょうがない。
 別に無愛想な看護婦に対応されたからとか、そういう下らない理由じゃない。

 私は壁に背中を預けて待った。


 中は満員だった。


 みんなセキやクシャミをしていた。
 マスクをしている人は希だった。
 私もマスクをしていなかった。







 中は満員だった。










 そして丁度二時間後。
 良い感じに顔が火照ってきた頃、ようやく私の名前が呼ばれた。
 大分重くなった体を引きずり、私は診察室に向かった。
 相手はかつて胃カメラを見舞ってくれた先生だった。
 私は彼が苦手だった。理由は簡単。



「あ、単なる風邪ですねー」








 淡々とし過ぎているから。












 患者の立場に立って看てくれている気が微塵もしない。
 私が今どれだけ辛いかを訴えても、





「ま、熱がないから心配ないですよ。じゃあ薬出しときますんで、コレでしばらく様子見てください」













 お役所仕事。













 熱が出てからじゃ遅いからココ来てんだろーが、このダボがぁ。










 そう思いつつも私は彼の言葉を信じた。そして薬を貰っておとなしく帰った。
 なぜなら今のところ、この病院で出された薬は百発百中だから。
 私は薬の素晴らしさをこの病院に教えて貰った。
 だから今回も信じた。
 この薬を飲んで寝れば、次に起きた時にはきっと楽になっている、と。
 私は軽く夕食をすませて薬を飲み、ベッドに入った。そして部屋を暗くして目を瞑った。
 次に目を開けた時は、きっと――

 ――惨劇の幕開けだった。

 《続く》


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『おみや:時価』

 えー、風邪ネタ以外にどうしても書きたいことができたので、ソレを書きます。

 今日の会社帰り、無性に天津飯が食べたくなりまして。中華料理店に入ったんです。
 その店は中国人が営んでいる結構本格的なお店。
 が、席に座ってすぐ、とんでもない事実が判明。







 天津飯がメニューにない。








 私の中では中華の定番メニューとも言える天津飯。ソレがない。




 由々しき事態。




 なので聞きました。






「天津飯、ありますか?」






 と。




 半分諦めモードで。





 すると、








「メニューないですけど、つくてますよ」







 カタコトの日本語でオッケーサイン。

 感謝感激感涙。

 迷うことなくソレを注文。
 どうやら裏メニューで扱っていたようです。
 

 料理が運ばれてくる間、私は大学時代によく食べていた学食の天津飯に思いを馳せました。
 ドンブリに山盛りになって出てきた天津飯。あのとろーりとした絶品のあん。その上に乗せられた紅生姜。そのお値段たったの350円!




 まさに完璧でした。




 完璧なメニューでした。




 一週間、昼と夜、ずっと天津飯だった時もありました。






 なので今回の裏メニューに対する期待はハンパではありません。
 ちゃんとしたお店で注文すれば一体どんなものが出て来るのか。
 もう楽しみで楽しみでしょうがありません。

 そして約15分後。チャイナドレスを着た店員さんが天津飯を運んできてくれました。
 私は目を輝かせてソレに目を落とし、















 赤いあん?














 珍しい色に少し驚きを覚えつつも、私はスプーンで一口すくい上げ、















 甘酸っぱい?















 妙な匂いにやや驚きつつも、そのまま口に運び、















 ケチャップ?















 ありえない味にかなり驚き、私は改めて天津飯を見ました。



 そうなんです。
 赤いあんかと思いきや、卵の上に掛かっていたものは紛れもなくケチャップを薄く引き延ばしたもの。

おわかりでしょうか。

 ご飯、卵、ケチャップとくれば……。








 そうです。

















 オムイスです。
















 この中華料理店は、裏メニューで天津飯という名前のオムライスを扱っていたのです。














 なんというビッグサプライズ














 この国際化社会において、いまだコレほどまでに大きな言葉の壁が立ちはだかっていたとはっ。













 恐るべし中国。













 猿マネのしすぎで何が本物か分からなくなってしまったのでしょうか。

 とにかく注文してしまってものはしょうがない。もう二度と来ないぞと誓いながら完食し、レジに行くと、













「1029円デス」














 耳を疑いました。













 そして聞き返しました。












「天津飯、天津飯?」













 二回も。















「ハイ」













 マイガッ……。
 そんな……あんなエセ天津飯に、夏目さん一人で太刀打ちできないだと?
 まさか相手は真・鶴仙流の使い手?

 だっておかしいでしょ。
 そこのメニュー、中華丼が700円なんです。
 中華丼と天津飯といえば兄弟のようなもの。
 確かに裏メニューではありましたが、こんなにも大きな開きが……。

 しかしそんなことでモメるのもアホらしいので、もう二度と来るか! と固く誓いつつ料金を精算。すると店員さんがオツリと一緒に、












「また来てネ」













 こんな物をくれました。
















081118waribiki.jpg

















 命令形かよ。
















 恐るべし中国! 忌むべき中国! 食い物の怨みは恐ろしいぞ!

 裏メニューはちゃんと値段と内容を確認してから注文しましょう。

 ……今度みんなに、格安でスッゲー美味い天津飯を食わせてくれる店を紹介したいと思います。



















 (ω)だからってその足で牛丼屋に行くのはどうかと思うわ。

 ……いいんだよ。栄養不足なんだから。


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復ッ活!

 ……と、行きたいところですが、腹八分ってところです(何)。




 熱は引いた。





 悪寒はしない。




 とりあえず執筆は再開しよっかなー? って気にはなってる。










 しかし。













 だぁがしかし。












 まだ最後の砦が残っていた。

















 それは、せき










 せき【咳】[名]
 吃音と共に風速200キロを越える超強風を吐き出すウィルス兵器。スニーキング・ミッションを生業にする者にとっての最大の敵である。酷くなると、吐き気、頭痛、やけっぱちボイスなどを併発し、不意打ちで裏声が出てしまうという怖ろしい現象にまで発達する。『万病の元』とも言われるが、決して“万病”という病気が存在するわけではない。















 ……まぁ、そんなワケでですな。
 大体いつもセキというのは最後まで残るのですが、今回は特に酷くて……。
 どのくらい酷いかというと、
















 もうちょっとで腹筋割れそうなくらい。
















 毎日徹夜鍛えてるので、あと少しで理想の体型に!



 メタボ体型のあなた! この機会に風邪筋トレを試してみては!? 食欲も一気に減退して効果は倍増! お申し込みは今すぐっ!











 マジに死にます。













 栄養と睡眠を取らないといけないって時に……。
 このダブルパンチはホント堪えます。先週一週間は、薬がご飯代わりでした。

 ま、そんなわけで今日はこの辺でー。
 明日からぼちらぼちらと闘病記をつづっていきたいと思います。

 あと、なんか雑記がパス無しでも入れたようで……。確認したけどちゃんとプライベートモードになってるんだよなぁ。一応、も一回更新しときましたが。サーバーの調子悪いのかな……。


















 (ω)せき一回すると2キロカロリー消費するんだって。

 ……2キロくらい減ったかな。体重がね。


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生きてます……

 けど死んでます……。



 最高瞬間体温38.8℃と言えば分かっていただけますでしょうか……。




 ま、そんな感じで今週は殆ど動いてません……。



 多分、来週には回復すると思うので、その時にでも詳しく。ではでは……。



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ロスト・チルドレン2-3

 コレ見てる人の中で、アディクがリスリィに鬼畜エロをすると期待された方!

 挙手!

 ふふふふ。絶対ベッドシーン一直線の流れだと思ったでしょ。
 ええ。
















 私もそう思いました。















 推敲してて普通に、ね。
 だってアディク上半身裸でしょ? 冷徹でしょ? リスリィはとにかく許して欲しがってるでしょ? 素直でしょ?

 ココまで来ればなんかもう、鬼畜エロゲーの王道って感じですよね。

 ソレを一般向けにするために、無理矢理シナリオ変更しました、みたいな。
 ま、変更後も十分に鬼畜なんですけどね。
 うん。やっぱりね。

 こういうシーンは書いてて楽しいです(ぇ)。

 アディクとリスリィの考えていることが、あまりに正反対すぎて。
 こういう胃にもたれそうな心理描写が『ロスト』の特徴かなと思うので、これから先もどんどん掘り下げていきたいところ。最初は戦闘シーンもと思っていたんですが、サイキック・フォースとか絡んでくるとイマイチ……。やっぱり何ができるかハッキリしていて、その能力をどう応用するかに掛かっている『死神』の方が、個人的にはすっきりした戦闘シーンが書けますね。

 えー、まぁそんなわけで。次はカーカス君をもーちょっと掘り下げようかなと思っております。
 それではまた来週、お会いできたらお会いしましょー。ではではー。













 (ω)このカーカスって奴さ、アンタなんじゃないの?

 え゛っ……。

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学生じゃないんだからさ……

 えー、今週の木曜日。
 『アバウト・ミー』と一緒に出張に出かけまして。で、まぁその後ですな、ちょっと飲みに行ったんです。

 そう、ちょっと、ね。

 ちょっと生中を3杯ほど飲んだ後、ちょっと焼酎をボトルで頼みまして。



 で、ちょっとボトルをおかわりなんかしてみたりして……。







 えー、まぁ要するにですな。


















 死んでました。


















 次の日はまだ完全にホロ酔い気分だし、げっぷをすると焼酎のニオイがダイレクトにモワンと……。




 かつてない二日酔いっぷりでございまして。そのまま三日目に突入しそうな勢いでした。





 で、どのくらい酔っていたのかというと、とりあえず飲み屋から自宅までの記憶がないのは当然のこととして。




 カーテン全開で寝ていた上に、カバンやら衣類やらがオトリ餌状態で点々と。




 具体的に言うと、玄関からベッドに到着するまで、カバン、上着、ネクタイ、カッターシャツ、ズボンが順番に……。



 えー、それ以上は何も言いません。
 敢えて何も言いませんので、当時の私の泥酔っぷりをご想像して呆れ果ててください。
 ではー。

















 (ω)で、怪我の方は?

 何か左の小指がスッゲー痛いんだけど……。



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何でその色……?

 えー、この画像をご存じでしょうか。












081105dora.jpg















 昨日、ヤフーのトップページに掲載されていた物なんですが。

 コレどう見ても、














081105dora1.jpg
この人











 


 ですよね?















 ちょっと私には理解できないセンスです。















 (ω)アタシの甥を引き合いに出さないでちょうだい。

 お……!?


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結局席を変えました

 会社帰り。クロスシートで中年のオッサンと向かい合わせになりまして。
 そのオッサンは座るなりすぐに寝こけてしまったんですが、イビキが異常にデカいんです。ええもう、体感音量的には120デシベル(飛行機エンジンばり)くらいに。

 やっべぇ、こりゃ寝れねぇよ、とか思いながら目を瞑っていたんですが、ある瞬間ふとオッサンのイビキが鳴りやみまして。そりゃもうスンゴイ静かになって、ようやく眠れると思った途端、














「ゲヘッ! ゴフン! ゴフゴフッ!」
















 咳騒音発生。
 














 タンが気道にでも入ったのかー? とか思っていると、
















「フー! フー! フー! フー!」
















 鼻息乱気流発生。

















 どのくらい凄いって、私の前髪がちょっと持ち上がるくらい凄まじかったです。
 そして呼吸を整えた後、また何事もなかったかのように入眠。で、同じようにイビキをかき、咳で目覚め、鼻息タイフーン。
 えー、つまり、ですな。
















 無呼吸症候群だね。
















 ホント、メタボってやーねー。

 いいからとっとと病院行ってこい。な?
 

















 (ω)最長タイムはどのくらいだった? 

 ジャスト20秒。


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ロスト・チルドレン2-2

 はい、どーも飛乃剣弥です。
 最近また悪夢に悩まされてて、睡眠の質が悪いです。
 ナイトメア……まさか現実にまで魔の手を伸ばしてくるとは……。

 えー、まーそんな訳でですな。ロスト・チルドレンSDA ナイトメア2をお送りします。
 今回の見所はやはり何と言ってもミゼルジュとディレクターの絡みでしょうか(笑)。
 やっぱ、さ。ホラ。ちょっと入れてみたかったんですよ、こーゆーの。雰囲気作りのためと、後学のために(ぇ)。まぁなんつか、こういう生死感が無茶苦茶になってる世界って、裏ではホントにドロドロなんだろうなぁ、とかね。
 あと拷問シーンとかw。(w付けんな)
 私の場合、プロットを本格的に立てる前にシーンショットみたいなのをバババッと並べるんですが、真っ先に思い浮かんだのが、「閉鎖空間でのホラーテスト」と「自傷」、そしてあとこの二つ。「エロシーン」「拷問シーン」
 うーん、相当病んでる脳内っぷりですが、まぁロストの世界ってのはそんなモンです(断言)。

 で、一、二話でメインキャラ四人の心情を語った訳なんですが……。













 リスリィのターン短ッ!














 いやー、後半でまたアディク視点に戻る訳なんですが、ペース配分から考えれば、多分ココはリスリィ視点で行くところだと思うんですよ。ダークな中にポツンとあるオアシスみたいな感じですから、彼女は。なので読者さんの休憩の意味合いも込めて、出来ればそうしたかったんですが、いかんせん、
















 テンション上がらねぇ。

















 廃。全くもって書く気が起きませんでした、リスリィ視点。
 今の私が求めているモノと、あまりにも剥離し過ぎているというか、何というか……。
 でもまぁキーパーソンであることには変わりないので、自然と出張ってくるとは思うんですけどねぇ……。

 あー、まぁそんな訳でー。
 ボチラボチラとやっていきたいと思いますー。ではではー。

 くぁー、首イテェ……。

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ザ・ワールド!

 昨日、実験室に行ったら部屋が真っ暗だったんですよ。
 私達の部署では節電のために、誰も使っていない部屋の電気は切るようにしてるんです。
 そう。







 誰も居ない部屋。









 誰も聞いてない部屋。










 ならやることはただ一つ。











 私は手を銃の形にしてこめかみに当て、
















「ペルソナアアァァァ!」
















 そしたら奥でガタンって音がしまして。














 そこには『年下あねご』が……。
















 ……。














 ……え? 別にヘコんでなんかいませんよ?















 
 だって二回目ですから。

















 人間、昔に似たような経験をしていると強くなれるモンなんですねー。

















 ……なーんで真っ暗の部屋の中で作業してるかなー。















 (ω)なーんで部屋が真っ暗だと叫ぶのかなー。

 ソレが俺のジャスティスだから!

 (ω)あ、そ……。


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