同情するなら年をくれ

 午前十一時。
 デスクワークをしていた私の隣で、女性の先輩が突然声を上げました。

「はい消えたー」

 最初は何のことか分からなかったのですが、パソコンの画面を覗き見てようやく思い当たりました。
 今日は国家試験の合格発表日です。
 まぁ国家試験と言ってもピンキリでして、試験自体年に何回も行っているような資格です。なんで、合格発表もネット上でサクッと見れます。
 声からすると、どうやら落ちてしまった様子。
 八つ当たりが飛び火してくる前に、私はすかさず声を掛けました。

「『はい消えたー』ですか。なんか懐かしいですよねー。『なるほどザワールド』ですか」

「あれー、飛乃君もその世代だっけー」

「そうですよー。僕ももう立派なオッサンですからー」

「じゃあアタシは超立派なオバサンだー」


『あははははははー』













155603341_440d16df34_o_s.jpg
自爆。











 取りあえず今日一日、彼女の機嫌が悪かったのは言うまでもありません。

 いつまで続くんだろ……。orz


 ---------------------------------------
『玖音の苦悩』読んで下さった方、どうも有り難うございました! 本編とはちょっと違った雰囲気、楽しんでいただけましたでしょうか。



 ホームサイトへの案内状 

コメント


コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL:
http://hinokenya.blog74.fc2.com/tb.php/112-f05a63ec