若いエネルギー

 執筆が思うように進まない。
 そんな時は迷わずお散歩です。
 足から来る刺激で脳が活性化。百発百中と言うわけではありませんが、それなりに何とかなります。

 で、今日のお散歩中。通行人の中に何やら懐かしい服装の人を発見。
 過去の記憶に眠る何かが、私の大脳新皮質を刺激。扁桃核からA10神経に情動信号が送られ、ニューロンからドーパミンを一斉射出! シナプス間隙で撒き起こる快楽信号の雨嵐!(ここまで約0.3秒)


 閃いた!


 あの服装は私が大学院生の時、同じ研究室のアイツがしていた物と同じだ! 

 彼の通り名は、そう――












 妄想族!















 名前の通り非常に怪しいです。
 さて、どんな職種かと言いますと。
 例えば、要らなくなったダンボールを纏めるために、私が紐で十字に縛っていたりすると、





「あ、ダメですよ飛乃さん。ココはちゃんと亀甲縛りにしないと」

 
 と言ってきたり。

 実験で使う溶液を無菌にするために、私が注射器を使って無菌フィルターに通していたりすると、






「飛乃さーん。ソレって俗に言う、ピストン運動ってヤツですよねー」


 と茶々を入れてきたり。

 実験室で買い置きしている紅茶のTパックを使おうとすると、










「なんか、TパックとTバックってそっくりですよねー」



 とか妄想する奴なんです。


 ま、一言で言えば、














 変態













 というヤツですな。

で、彼に関するエピソードで私が絶対に忘れられないことがあります。
 それは研究室に、新しい試薬メーカーの営業さんが挨拶に来た時のこと。
 営業さんもウチの先生も二人とも女性でした
 彼女たちの会話を聞き終えた妄想族君は、

「飛乃さーん。また妄想しちゃいましたよ」

 と、いやらしい顔で話しかけてきます。しかし私にはサッパリ分かりませんでした。
 以下が、問題の会話です。 
 





『あ、どうも先生。これから色々とお世話になります』

『いえいえ、コチラこそ。安くて良い商品、沢山紹介してくださいよ』

『あっはははは。そうですね。私の方も営業努力しますんで、今後とも是非ヨロシクお願いしますよ』

『ええそうでね。お互い持ちつ持たれつですから』

『あ、それで今日は手ぶらで恐縮なんですが、また新商品などを持って改めて来させていただきますんで』

『はいはい、お待ちしております』






 以上。

 どうですか? 分かりましたか?

 では、妄想先生による模範解答を。
















「飛乃さん飛乃さん、僕『今日は手ぶらで恐縮なんですが』で妄想しちゃいましたよ」




 ???









「だから『今日はブラジャー代わりで恐縮なんですが』って聞こえません?」

















 お前アホやろ。
















 いや、これだけ聞くと単なる変態なんですが、色々話をしているとなかなか良い変態なんですよ。まあこんなどーしよーもない変態ですが、生暖かい目で見てやって下さい。


 なんか彼の事を思い出したせいで『してくれますか?』シリーズの真宮寺太郎を動かしたくなってしまった……。


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