コレも社会人としてのマナー

 本日、出張で取引先の工場見学に行って参りました。
 同行したメンバーは同じドレッシングチームである『死語使い』『飛躍魔人』のお二人。どちらも私よりは十ほど年齢が高い大先輩です。
 ただ外見的にちょっとした差がありまして……。

 『死語使い』の方はどちらかというと美形です。化粧が上手いというのもあるのですが、実年齢を感じさせない整った顔つきをしています。
 一方の『飛躍魔人』は、まぁ普通。ホントに中の中といったところでしょうか。年相応な感じです。

 で、食品会社の工場見学ですので、衛生管理は非常に厳しいです。
 工場内に入るときには白衣を着なければなりません。あとネット帽子とか、マスクとか、ズボンの裾止めとか、色々です。
 私達は会議室のような場所に通された後、先方から渡された衛生グッズを身に付け始めました。

 まずは白衣。

 真っ白にクリーニングされたソレに袖を通しながら、何気なく隣を見ると、『死語使い』の人がすでに着終わっていました。
 何と言いますか……やはり美形なだけあって様になります(ぇ)。
 さしずめ美人保健医、といったところでしょうか。妙な大人の色香が……。
 なので私は思ったことをそのまま口にしました。


「何か、小学校の保健の先生みたいですね」


 彼女はリアクションに困っていましたが、悪い気分ではなかった様子。

 まぁ、話がコレで済めば良かったのですが……。


「じゃあアタシは何に見える?」


 後ろから声がしました。
 『飛躍魔人』です。
 彼女の姿を見た瞬間、すぐに感想が思い浮かびました。が、コレを口にすれば間違いなく殺されます。私は頭脳を第三十世代コンピューターばりに高速回転させ、代わりの言葉を見つけました。


「あ……なんか、理科の先生みたいですね」


 理科と言えば実験。
 実験と言えば白衣。
 そして学校の教師。
 流れ的に何ら不自然な部分はありません。

「ふーん、そっかー」

 どうやら彼女も納得してくれたようです。
 私はホッと胸をなで下ろしました。
 『飛躍魔人』はそのまま何も言わずにネット帽子をかぶり、マスクを着用。








 うん。








 間違いないね。









 誰がどー見ても、
















 給食のおばちゃん。











 とっさの閃きにより、首の皮一枚で繋がりました。


ホームサイトへの案内状

----------------------------------------
『麻緒と黒魔術と白い恋』を読んで下さった方! どうも有り難うございました! 純情な小学生の青春、堪能していただけましたでしょうか?(笑)

『未完の魂、死の予定表』を読んで下さった方! ご感想どうも有り難うございました! 三時間ものお時間を割いていただいて嬉しい限りです! 伏線はかなりの数張りましたからね。ホントに最後まで大きな破綻が出なくて良かったです(汗)。
 ベルグは良い奴ですからねー。感情移入して頂けて嬉しいです。そしてなによりラストのハッピーエンドを受け入れていただけたことが一番嬉しい(ぇ)。結構、強引に持っていった部分がありましたからね。
 ともあれ本作を楽しんでいただけたようで何よりです。どうもお疲れさまでした!

『遠い記憶の彼方に』を読んで下さった方! 有り難うございます! オチは結構意外性ありましたか? 

コメント


コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する