気持ちの進化論

 私のチームで一番エライ『飛躍魔人』。彼女はなかなかに厳しい人ではありますが、長く勤めているだけあって色んな事を知っています。
 例えば官能評価で自分が欲しい結果を出す方法や、ドレッシングの味作りにつまづいた時の回避法など。長年の経験も踏まえて懇切丁寧に教えてくれます。まぁ、たまにソレがウザかったりもするんですが……。
 で、今日。新人クンの『ヨソ様』と一緒に、油の入った一斗缶を小分けする作業をやっていました。しかしコレがなかなか上手くいきません。瓶に入れようとするのですが、斗缶の口から出るときにゴッポンゴッポンと大きく波打って、盛大にこぼれてしまうのです。どうやら一度に沢山の量を出そうとするとこうなってしまうみたいなので、二人で斗缶を持ち上げ、ユックリユックリと入れていきました。

 が、非常に時間が掛かります。とてもではありませんが、あと三缶も同じペースでやってられません。なのでいい方法はないか、我がチームの知恵袋『飛躍魔人』に聞きに行きました。すると、




「ああ、逆に倒せばいいんだよ」




 アッサリ回答。
 斗缶の口は四つの角のどこかに付いていますよね。
 普通、斗缶から液体を出すときはその口を他の角より下に傾ける物なのですが、逆に他の角よりにして出すと上手くいくらしいんです。
 そうすることで口の部分から空気が入り、液体が波打たずスムーズに流れ出るそうなんです。
 試しにやってみると本当に上手く行きました。
 さすがです。

 で、ココで終わればいいんですが、隣で感嘆の声を上げながら見ていた『ヨソ様』が、



「すごいッスねー。こういうのドコで学ぶんですか?」



「え? まぁ、昔色々やってたのよ」








「へーぇ、じゃあ年の功ってやつッスね」







070515image.jpg
ちょ……おま……




 ころすケハイとかいて『殺気』とよみます。
 きょおは、そのケハイだけでもヒトをコロせるのだということをまなびました。
 とてもたのしかったです。


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