身近な人の裏の顔

 この前の金曜日、残業で九時近くまで残っていたら帰り際、「飲みに行こう」と誘われまして。あまり気乗りはしなかったのですが、今は執筆期間ではなく休養期間なのでまぁいいかと、私にしては珍しく誘いに乗りました(本当は一人でチビチビやるのが好きなんですけどね)。

 一緒に行っのが、私の上司、「飛躍魔人」、「死語使い」、「ミスミスター」の四人。
 飲み始めて一時間くらい経つと、大分お酒も回ってきまして。みんなご機嫌で、普段口にしないことをペラペラと喋っておりました。
 で、私の隣りに座っていた「飛躍魔人」が据わった目つきで上司に、

「そういえばさー、昔すっごいモテたんでしょー?」


 ハシで指しながらタメ口。


 とはいえ無礼講の席。上司は別に気にした様子もなく自慢げに笑い、

「まーね。大学入った直後くらいが最盛期だったなぁ」

 と、いやらしい目つき。
 初耳です。だって今じゃどーみても、うだつの上がらない役立た(ry
 
「なんかさー、あるんでしょ、武勇伝

 という「飛躍魔人」の言葉に触発されたのか、「死語使い」が思い出したかのように、


「あー、私も何か聞いたことありますよー。何か一晩で十人相手にしたとか何とか……」



 じゅ……。


 「ミスミスター」も知らなかったようで、私と彼女の二人は信じられない物を見るような目で上司を見ていました。


「まぁ、そんなとこかなぁ」


 ……マジすか?


 正直、そんなのマンガやアニメの世界だけだと思っていました。しかも、その偉業を成し遂げたのがあの上司……。人は見かけによらないとは言いますが……。

 結局、その話はソコで終わり(それ以上掘り下げると卑猥な方向に行くので)、別の話題で盛り上がっていました。
 で、帰り際。店のトイレに行くと、上司と居合わせまして。まぁ男同士なので、例の話題をもう少し詳しく聞いてみることにしました。すると――


「ああ、あんなのウソだよウソ。みんなが話デカくして勝手に盛り上がってるだけ」


 なんだ。そういうことですか。
 ビックリしました。ですよねー。そんなのやっぱマンガとアニメの世界だけですよねー。


「なんで女の数が倍になってるんだよ。はははっ」




 そっか、倍にもなってたのかー。はははっ。











 ……はは。










 …………。











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倍?












 ちょ、じゃ……五人本当に……。







 赤ら顔で機嫌良く笑う上司からは、それ以上何も読みとれませんでした。
 てなわけで、上司のあだ名は「ザ・ハーレム」に決定。
 本当なのかなぁ……。


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『貴方に捧げる死神の謳声 第一部』『明日の香り』を読んで下さった方! どうも有り難うございました!

>あおいさん
『貴方に捧げる死神の謳声 第零部』八話へのご感想どうも有り難うございました! 最後まで楽しんでいただけたようで何よりです。レスはメールにてさせていただきました!

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