異国式奇襲

 平日の昼。
 いつもは会社で女性社員にビクビクしながら働いている時間帯。
 しかし私は今、何にも縛られることなく、誰にも叱られることなく、街を闊歩している。
 何という充実感、何という開放感、何という爽快感。
 ――私は生きている。
 汚れを知らず恐れを知らず、無邪気で破天荒だった幼い頃と同じ密度で、私は今「生」の素晴らしさを感じている。
 そして、伝説が始まる―― 














 夏休みー!



 一週間弱の連休ですが、おもっきり羽根休めしたいと思います!

 てなわけでこのクソ暑い中、テンションに任せて外に飛び出してきました。
 いやー、ATM使っても手数料が発生しないというのはいいですね(ちっさ)。
 なんかいつも歩いている道が、日時を変えるだけで全く違って見えたりします。そして普段聞かない色んな声が聞こえてきたりします。

「おーい! ちょっとソッチ持ってー!」

 工事現場で働く人の大声。

「この前の選挙ちゃんといったー?」

 主婦達の井戸端会議。

「コレ俺のモンー!」

 少年達の元気な声。

「あー、もしもし?」

 携帯に話しかける外人の声。



「もしもし?」




 外人の声。




「もしもし?」





 外人の――




「もしもし? チョットききタイんデスが」







 その「もしもし」かよ!





 振り向くと別に携帯で話しているわけでもなく、ただ単に私に道を聞きたかっただけのようでした。
 しっかし「もしもし?」なんて言葉で話しかけられるとは……。多分、外国の人にとっては「エクスキューズ・ミー」と同義語なんだとは思いますが、日本人の間ではまず使わない言葉です。

 ……ところで「もしもし」って語源何なんだろう。

 そんな、夏休みの第一日目でした。

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コメント


そ、そうだったのか……。
結構昔からある言葉なんですね。

今晩は、確か昔の武士の『申す申す』から変わっていったものだったかと。

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