ひょっとして意外と余裕ある?

 えー、今日。会社の図書室で昼寝調べ物をしようと入ったのですが先客が二人いまして。
 いつもならサボれない集中できないと、すぐに立ち去ってしまうのですが、なにやら深刻な内容の話をしていました。


「だからさ、仕事をやらされてるんじゃなくて、自分から飛び込んでいかないとダメなんだよ」

「受身で居続けると人の心を弱くするからね」

「まぁそりゃ大切な物は色々あると思うよ。優先したいこともあると思うけど……」








「辞めるのは早いんじゃないか?」









 どうやら瀬戸際にいるようです。









 こんな真剣な話をしているのに邪魔するわけにはいきません。








 なので後ろで静かに座ってました。






 話は進み、諭されている女性の方は時折声を詰まらせながらも「はい」「はい……」と頷き続けます。そして十五分にもわたる長い話し合いの結果、




「はい、ありがとうごます。なんとか、やっていけそうです」







 更生成功。









 いやぁ、なかなか感動的な現場に立ち会ってしまいました。
 いい話じゃないですか。仕事で悩んでいる部下に対して熱く語り、見事思いとどまらせるなんてなかなかできないですことですよ。
 きっと部下の心に、上司の想いが届いて――




「お話の方はあまり具体的じゃなかったからイマイチ分からなかったですけど」












 ……。













 その場の雰囲気って大切ですよね。




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