キャラを守る、ソレは社会人としてのマナー

 えー、今日。突然『サリ平』に電話で呼び出されまして。
 『サリ平』とは特許グループに属している、かなりの毒舌家です。ハゲいです。
 で、その彼が、五分くらいで済むからちょっと話が出来ないか、と。
 まぁ新部署に着たばかりでどちらかってとですし、別にそのくらいの時間なら、と行ってみると。



「あ、飛乃さんさー。俺、三月末で辞めることになったんだー」






 ……へ?






 あまりに唐突なカミングアウト。







「でさー、なんか挨拶回りとかそーゆーのするつもりなかったんだけど、まぁ親しかった人には一応しておこうと思って」




 なにやらご丁寧なことに、私はその「親しい人リスト」に加えられていたようです。






「いやー、別にリーダーが気に入らないとかじゃないんだけどさー。まぁ気に入らないんだけどー



「ホントさー、この会社使えない奴多すぎなんだよねー。ぶっちゃけ」



「まー、俺が抜けると色々と弊害あると思うんだー。なんだかんだで俺、処理能力高かったからさー





 とまぁ、いつもの調子で毒吐いたり、自意識過剰になったり、精神不安定になったり、前後不覚になったりしながらタラタラと話していたのですが、









「……」









 突然無言。









「……」







「……」







「……」











 ……え? なんですか? このリアルな間は。












 ま、まさか……。













「いや、ホント飛乃さん。ありがとう」










 悪寒MAX!










「元気でね」











たった今、元気じゃなくなりました。















 ……うん。











 きっとKYってこういうことね。


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