「小さな親切、大きなお世話」とはこういうこと

 ああ、終わる……終わってしまう八連休……。
 夢のように幸せだったド・インナーライフにピリオドが……。
 食っちゃ寝、酒飲んじゃゲームし、気まぐれで筋トレしちゃ腰を痛め……。
 そんな廃人的怠惰生活に終幕が……。

 とはいえ何でも終わりがあるからこそ、その限られた時間を楽しめるというもの。
 桜は散ってしまうからこそ美しい。蝉は一週間しか生きられないからこそ猛々しい。


















 ……でもなぁ。




 ま、とにかく今週の残り三日間はリハビリと思って頑張りますよ。



 さ、て。
 えー、今日。間の悪いことに食材が切れまして。
 あと一日もってくれれば会社帰りに寄れたのに。この計画性の無さが、脳味噌の腐食を如実に表しています。
 なので仕方なく身支度してスーパーまで買い物に行って参りました。
 買ったのは豚肉ともやし、そしてニラ。
 私のいつものコンボで御座います。
 豚肉にキムチの素を垂らして豚キムチにし、その上に生卵を落とすと非常に美味しいです。

 他に買う物も無かったので、その三つを買い物かごに入れ、レジに持っていくと、


「あら?」


 レジ打ちのオバチャンがなにやら疑問の声。
 そして買い物かごからニラを取り上げ、


「あの、コレちょっとココのところが痛んでますけどいいですか?」


 ニラの先っちょ部分を指さしながら質問。
 見ると確かに先が少し潰れていて水が出ていました。しかしそんなに大したこともなかったので「別に良いですよ」と返すと、












「ホントに? ホントにいいですか? なんなら取り替えてきますよ?」















 再度確認。















 いやホントにいいですから、と私がちょっと投げやりに返すと、















「そうですか……」

















 悲しそうな顔で溜息。
















「じゃあ……641円になります」



















 『じゃあ』って何?

















 そんなに不満ですか?








 私が取り替えないことがそんなに不服ですか?










 自分の親切心を受け入れて貰えないことがそんなに不可解ですか?












 「これだからヒキコモリは」ってことですか?












 スイマセンね、部屋から徒歩五分のスーパー行くのも面倒で。


















 ……まぁ、何て言うんですか。



 だってそのニラの傷、

















 言われないと分からない

















 くいらの微々たるモノなんですもん……。

 何か今晩のモヤシのニラ炒めはあまり美味しくなさそうだ……。



















 (ω)その無駄に卑屈なトコが、モロにヒキコモリって感じでいいわー。

 ……どうもありがとう。



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