実家奮闘記ファイナル

 横浜に帰る前の日。梅田はヨドバシカメラの前で弟と待ち合わせをして飲みに行きました。
 私の知っている弟は時間に極めてルーズな性格だったのですが、待ち合わせの五分前にはすでに来ていました。社会人としての自覚が彼を変えたのでしょうか。
 しかもあらかじめお店まで調べている用意周到っぷり。ぐるなびのクーポン券を片手に、目的の居酒屋まで行くと、















 お休み中













 で、改めてクーポンをみると「定休日」のところに「不定休」の文字が。
 なんかわざわざこういうお店をチョイスして、しかも運悪く休みというのは実に弟らしい結末でした。
 とはいえこんなもの愛嬌です。
 取り合えずツカミはオッケーってことで、適当な居酒屋にレッツゴー。
 そこでビールと枝豆を注文し、色々とお疲れ様カンパーイ。
 で、最初の一口。
















 死ぬほどウメぇ。(涙)



















 実家に戻ってきてから、家で飲んだりカニ道楽で飲んだりしてきましたが、そんなの比べ物にならないくらいうまかったです。とゆーか比べること自体おこがましい。やはり酒の味というのはその時の気分しだいで激変するのだということを改めて思い知らされました。
 実は前日までゲリ気味だったのですが一気に吹き飛びました。完全に精神的な病だったようです。


 そんなわけで酒もガンガン進み。気が付けば十時半。
 六時半から飲み始めたので既に四時間が経過したことになります。
 でも体感時間は一時間ほど。まだまだ飲み足りません。これからって感じです。
 一応、オカンに電話を一本いれ、また飲み再開。

 やー、ホントにね。面白いんですよ、弟の話は。





 失敗したら50億の設計図を入社半年で書かされたとか。






 髪の毛がやばい時期があって、Mっパゲを気合で補正したとか。






 上司がうつ病でずっと出社してこなかったが、最近自殺していたことが分かって、しかもその事実を会社が隠蔽していたとか。









 まぁ、どこまでホントの話かは分かりませんが、そんなことは別にどうだっていいんです。聞いていて楽しければそれでよし。飲みの席なんてそんなモンです。
 そりゃオヤジと飲んだら酒も不味いわな。なんて私がグチをこぼしていると、弟は大きく頷き、

















「オヤジはな、金の話させたら結構オモロイ。けどな、それ以外の話は



 必要以上につまらん



















 ひ、必要以上につまらない……。


















 オヤジの話のクオリティを表すのに、これほどピッタリのフレーズがあったでしょうか。さすが弟です。
 けど今回一つだけいただけないことが。



 やっぱり今日二人で飲むことはオヤジには漏らして欲しくなかった。



 だって下手したら「おぅ、俺も行くぞ」とか言い出しかねませんから。そうなった全てが台無しです。
 だから次からは言わないで欲しいんですけど……。

















「俺別に何も言ってへんで」














 へ……?














「そんな話は一回もしてへん」















 じゃあなんですか? まさか……。
















「カマ掛けちゃうん」















 かまっ……。















「アイツ最近よーやりおんで」














 かまっ……オヤジに……オヤジごときに、カマカケ……。









 しかも、見事にひっかかって……。














 ……。















   ||
 ∧||∧
( / ⌒ヽ
 | |   |
 ∪ / ノ
  | || 
  ∪∪
   ;
 -━━-

 死のう……。


















 とにかく最後の最後でショックでしたが、まぁソレも含めて楽しい飲みでした。二人で18000円のお会計でしたが、ソレに見合う価値はありました(よく飲んだなぁ……)。勿論、私のオゴリです。
 いやー大阪帰ってきて良かったー。
 あと、寝る部屋のラップ音が異常なのを何とかしてくれると非常に嬉しいです。死んだばーちゃんの遺影が語りかけてきているようで怖い……。
 えー、以上で実家奮闘記は終了です。ご清聴ありがとうございました。ではではー。

















 (ω)終わりよければ全てよし、か?

 ……ま、そーゆーことで。



ホームサイトへの案内状