給湯器奮闘記


 給湯器が壊れました。 









 お湯が出なくなりました。









 給油温度のとこに72℃とか表示されてて、点滅してました。







 取り合えずグーグル先生にお伺いを立ててみる。で、メーカーのHPから、その状態がエラーを示すものであることを教えて貰う。















 対処法:修理
















 使えねぇぇ!













 こーゆーのってホンっトイラっと来るんですよね。

 修理して対処って……。そりゃぁ修理すれば直りますよ。だって直すのが修理なんだから。



 「ダイエットしたいなー」ってボヤいてる人に、「食べなきゃ良いじゃん」って正論ブチかましてるようなモンですよ。










 ぶん殴られますよ!











 そりゃそうだけど、今欲しい答えはそうじゃないんだよっ! ってツッコミをグッとこらえて、どうすんの!? どうすんの俺!?









 ……って慌てふためいていたのが、先週の水曜日でした。
 
 仕事から帰ってきて、さーて疲れを癒すために一人で部屋呑みでもするかー、ってシャワーを浴びようとしたところに、この仕打ちですよ。

 まずは落ち着いて。深呼吸して。タバコを吸って。買ってきたオツマミをちょっと食べてみたりして。熱帯魚にエサをやって。



















 あああああぁぁああアアアッあぁぁぁああああッッッ!!?!?


















 って感じでした。




 修理!? 修理なの!?




 って修理費用ググってたら、もう新しいのに買い換えた方が良いですよーってコンメントが有り――




 新品!? 新品なの!?
 



 って製品ググってたら、20万ですよー、でも30万くらい掛けた方が良いですよーてコンメントが有り――





 今手持ちにそんなにねーよ! この時間にATMかよ! 手数料105円払いたくねーよ!



 とか訳の分からない心の嘆きを聞いてみたりして……。


 でもね。パニくりながらもグーグル先生と相談し続けていたら、こんなコメントが出てきたんですよ。





『給湯器の温度表示が72で点滅しています。これはどういうことなのでしょうか』






 Yahoo知恵袋でした。







 同じ症状じゃん!







 で? で? ベストアンサーは?


















『故障だと思われます』
















 殺―








『ですがもしかしたら安全装置が働いただけかもしれません。その場合、給湯器のコンセントを一度抜いてさし直せば元に戻りますよ』

















 安全装置? コンセント?
















 給湯器というのは、ガスの力でお湯を作っているという認識しかなかった私にはイマイチぴんとこず。引き続きググり続けていると――




 ・給湯器は機能を維持するために電気が必要。

 ・給湯器には過加熱用の安全装置が付いている。

 ・その安全装置は落雷などの影響で誤作動することがある。

 ・安全装置は一度電源を抜いてさせば、再起動することができる。




 といった有力な情報が集まってまいりまして。

 確かに……。その日は一日天気が悪くて、雷も鳴っていた気がする……。

 僅かに見えた希望の光を胸に、私は部屋の外にある給湯器の元へ。
 電気メーターと一緒になって壁に収まっているそれは、一見異常がないようにも見えましたが……。



 フラフープ!?





 竹馬!?





 三輪車!?








 異物……! アリ……! 







 給湯器が埋まっている場所の空きスペースに、見たこともない粗大ゴミが詰まっている……。

 多分、前に住んでいた人がそのまま残していったんでしょう。
 こいつらを捨てるにはお金が掛かってしまう今の時代……。気持ちは分からんでもないが……。














 ってそんな事は今はどーでも良い!










 コンセント! コンセントだよ!

 どこ……!? 給湯器のコンセントってどこなの!?







 コンセントおぉぉぉぉぉ!














 ――10分後――














 邪魔なゴミを掻き分けて探し続けた結果。



















 見付からない。

















 ないよ……そんなのどこにも見あたらないよ……。

 修理なのか……新品なのか……30万なのか……。

 そんな弱気が頭の中を回り始めた時、私の中で一つの閃きが。

 コンセント……電源……再起動……。

 これらを繋ぐ言葉があるじゃない。












 ブレーカー。















 末端が見付からなきゃあ大元を落とせばいいじゃないの!



 ってな訳でブレーカーダウン!





 暗転。




 なんかもう色々と疲れた私は、暗闇の中でそのまま眠りたい気分に陥りましたよ。



 が、ヤケクソの思いを込めてブレーカーアップ!





 明転。






 遠くからIP電話の留守番ボイスが再設定する声が聞こえてきます。

 そして私はリビングに向かい、恐る恐る給湯器パネルの電源をオンに。

 そして――













『40℃』












 点滅はない。

 表示はそのまま変わらない。




 蛇口から水を出す。給湯器パネルの燃焼ランプが点灯




 そして数秒後――


















 お湯が出た。

















 感無量。一日千秋。万物流転。焼肉定食。













 これほど“当たり前”を幸せに感じたことはありません。

 幸せと共にシャワーを浴び、すでに十一時を回っていたので飲酒はひかえて寝ました。

 次の日、給湯器は正常に動作していました。



 会社から帰り、また『72℃』点滅になっていたのでブレーカーを落としました




 金曜日の朝、やはり『72℃』点滅になっていたのでブレーカーを落としました




 そして昨日の夜もシャワー浴びる前にブレーカー落としました



 さて、いつまでこんな、他の電化製品に負担の掛かることを続けなければならないのでしょうか。



 

 



















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